2022年01月11日
組織にアジャイルをもたらす「Jira Align」の機能紹介〜開発現場で活用できるProgram編(前編)〜鈴木 華 Hana Suzuki
あけましておめでとうございます。
HANAです。
本年もよろしくお願いいたします。
新しい門出、今年はどんな年になるでしょうか。
ビジネス環境の変化に対応するためには意思決定のスピードをイメージしますが、意思決定をしても製品やサービスが提供されるまでに時間がかかっていては意味がありません。
1つの方法としてはビジネス側と開発側(現場)が密に接して、その意図を共有し、コミュニケーションが取れている必要性が考えられます。
ビジネス側と開発側(現場)のDevOpsのようなイメージで企業全体でのアジャイルプロセスを導入することで全体の最適化が図れるのではと思います。
今回は現場サイド寄りのProgramレイヤについて紹介します。
Program Roomは、Program全体の作業やステータス、関連するPIプランニング、依存関係などを確認できるダッシュボードとして利用されます。
主にRTE、Product Mgmtなどのロールが使用するビューになります。
プログラムルームでは、プログラムのオブジェクティブ、リスク、依存関係、作業項目のほか、キーメトリクスの表示、ミーティングの実行、PIプランニングチェックリストを実行することができます。
各項目はガジェットのようになっていて表示位置を好きなようにカスタマイズすることができます。
Jiraのダッシュボードのカスタマイズと同じようなイメージと捉えてください。
各アイテムにはチャット機能も付いており、スレッド形式でやり取りすることができます。
これはJiraのコメント機能と同じようなものと捉えてください。
各アイテムの横にチャット通知が表示されるのでRTEなどのロールの方はProgram Roomを見ているだけで各チームのアラートをキャッチアップすることができ、それに対するアクションを迅速に行うことができます。
また、Featureの優先度の検討などWSJFを用いて行うことができます。
Program BoardはPIプランニングのアウトプットとして作成されるボードで、そのPIの中で実施されるFeatureと各チーム間の依存関係で表示されます。
Jira Alignでは各チームが実施するFeatureとチーム間の依存関係、オブジェクティブがアイコンで示されます。
アイコンの形でアイテムを表し、色でステータスを表します。各アイテムとステータスの関係は下記のようになります。
Program Boardのメニューでは各チームがスイムレーンで並んでいて、その中に各チームの実施するFeatureと依存関係が表示されています。
画面上部に並んでいるものがオブジェクティブになります。
このようにPIの期間内のアイテムを一覧で確認することができます。
各アイテムのアイコンをクリックするとアイテムの詳細を確認することができます。
各アイテムは作成した段階でボード内に表示されるので、PI期間内のどのイテレーションで実施するかを指定します。
これによりどのイテレーション内で実施するかを指定することができます。
このような感じでプログラムボードを作成しPIプランニングを行います。
ミーティングの実施もJira Align上で実施でき、履歴を残すこともできます。
ミーティングについては後日紹介できたらと思います。
選択したプログラムとPIに割り当てられたFeatureのバックログを確認することができます。
各Featureの「>」アイコンをクリックすると展開されて、そのFeatureに属するStoryを確認することができます。
バックログで表示されるカラムはカスタマイズができるので確認したいものを設定することができます。
Jira Softwareのカードレイアウトと同じようなイメージと捉えてください。
また、バックログはかんばん表示に切り替えることができますので、優先順位と現在の状態を見ながら確認することができるので表示に便利です。
少し長くなったので、今回はここまでにしたいと思います。
次回はProgramレイヤの続きとして依存関係やロードマップ機能について紹介したいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
以上、HANAでした。
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