2021年11月12日
組織力を強化するJiraシリーズの新製品「Jira Align」 の特徴とは?山本 敏裕 Toshihiro Yamamoto
少し前にはどっしりと構え、青々とした葉を風になびかせていた木々も色づき始め、冬の訪れを感じるようになりました。
皆様、体調はお変わりありませんか?
Jira Alignの紹介ブログ第2弾となります。
前回に引き続き紹介させていただきます。
SAFeのワークアイテムの流れを簡単に紹介すると、Enterpriseレイヤで意思決定された戦略が戦略テーマとして表現され、SWOT分析やPortfolioキャンバスでアクティビティの定義を行い、エピックハイポセシスや分析を経てアイデアの集合体であるエピックがバックログに入ります。
エピックオーナーはステークホルダーと協力してエピックをフィーチャーに分解し、PIプランニングで合意をとり、各フィーチャーがストーリーとしてブレイクダウンされ、これをアジャイルチームがワークアイテムとして実行していくというような流れになります。
つまり、戦略から現場の作業までが全部紐づけられていることが分かります。これによりアライメントや透明性が担保され、シングルソースオブトゥルースとして機能します。
戦略の実行をリンクするためにトップダウンで設計していくのが特徴になります。
Jira Alingでは、前回紹介した「WHY機能」でこれを表現することができます。
(前回のブログ:WHY機能はこちら)
Jira Alignは単体でも導入可能ですが、Atlassian社はJira Softwareと連携して利用することを推奨しています。
上記で説明したエピックはSAFeとJira Alignのエピックになります。
Jiraを利用されている方はJiraのエピックと困惑されると思いますが、JiraのエピックはSAFeとJira Alignではフィーチャーに相当します。下記にマッピング図を示します。
なお、Jira Alignでは名称のマッピングを変更することが可能です。
こちらも前回のブログをご参考ください。
Jira Alignでは最初に作業を行う場所を作成していきます。SAFeのBig Pictureのレイヤが下記のように示されます。
このように作業場所を作成し、その中にワークアイテムを作成していく流れになります。
(今回はFull SAFeではなくPortfolioで作成したため、Large Solutionは省いています)
各レイヤについては次回以降で紹介していきます。
Jira Alignには各種キャンバスが用意されており、SWOT分析やポートフォリオキャンバスなどを作成することができます。
エピックやフィーチャーなどのワークアイテムには外部リンクを付加することができますので、Confluenceを利用されている方はConfluenceで作った各キャンバスをリンクして利用するのも良いかもしれません。
Confluenceにはテンプレート機能がありますので簡単にキャンバスやレポートのフォーマットを作成することができます。
このようにAtlassian製品はツールチェーンを用いてよりシームレスな使い方を実現することができます。
次回以降はJira Alignの中身や機能について紹介していきたいと思います。
本情報はブログを公開した時点の情報となります。
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