2025年02月12日
「Atlassian Intelligence」の要約機能、業務にどう活用する?ーConfluence(コンフルエンス)のケース梶谷(リックソフト プリセールスSE課) kajitani
リックソフトのプリセールスSE担当の梶谷です。Jira, Confluenceに搭載されたAI機能について、「すごい機能があるのはわかるけど、どう使えばいいかわからない」「機能が多すぎて使いこなせない」というお声をいただく機会が多くあります。私なりに、実際どう活用したら便利になるのかまとめてみました。
今回は、ドキュメントツール「Confluence(コンフルエンス)」で使えるAtlassian Intelligenceの要約機能に注目して2つの機能的観点から活用例をご紹介します。
と思った方もいらっしゃるかもしれないので、概要をご説明します。
Atlassian Intelligenceは、AtlassianがOpenAI社と共同で開発したAIです。ConfluenceやJira、Jira Service Managementなど、Atlassian製品のPremiumプラン以上をご契約の環境で利用できるようになります。
「AIって言われても、よくわからないし、使いこなせる自信もないからいいかな・・・」
と抵抗を感じてしまうかもしれませんが、難しい勉強は一切なくご活用いただけるように作られているので、一度試していただければと思います。
Atlassian Intelligenceを使うと、それぞれの製品で以下のことができるようになります。
Confluence | Jira | Jira Service Management | |
---|---|---|---|
機能 |
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|
|
以下のブログではAtlassian Intelligenceの機能について説明されていますので、ぜひご参照ください。
★ 【2024夏版】ConfluenceのAI、自動翻訳(ベータ版)が登場したのでさわってみた
★ Atlassian製品のAIってなにができるの?2024年夏時点の機能をまとめました
★ Confluence AIはどのくらい頼れそう?【リックソフトの"デジタルガイドブック"】を入れてみた
★ Atlassian Intelligence とは?仕組みは?何ができるの?誰でも使えるってホント?
【Atlassian Intelligence 使い方ブログその1】
★ Confluence(コンフルエンス)でアトラシアンのAI"Atlassian Intelligence"を使ってみる
【Atlassian Intelligence 使い方ブログその2】
★ Jira(ジラ)のAtlassian Intelligence(AI)を使ってみる 2024年秋版
【Atlassian Intelligence使い方ブログシリーズ3】
その名の通り文章を要約してくれる機能です。2025年2月現在、要約してくれる箇所は「ページ・ブログの中身」「スマートリンク」の2つです。
それぞれどのようなことができるのかご説明します。
まずは「ページ・ブログの中身」の要約についてです。ページの右上に表示される「要約」ボタンをクリックするだけで要約が作成されます。
この機能を活用するメリットは、
Atlassian Intelligenceは、検索にヒットしたページが自分が探している内容か判断する際や、冗長な報告書が提出されたときなど、ページの全文を読む前に概要を把握しておきたい場合に役立ちます。
具体的には、ページ内に散らばった情報を集約し、要点をまとめて提示してくれます。その結果、中身を全部確認した場合に比べて、認知負荷を下げ、業務の時短が可能です。
加えて、要約を読むことで、全部読んで文章の内容を解釈する場合に比べて共通認識が持ちやすくなります。
きれいな文章にして残したいという方にはページ内の機能をご活用いただくのもおすすめです。
Atlassian Intelligenceには文章を改善する機能もございます。具体的には、文章を校正したり文章のトーンを変えるといったものです。
こちらも併せてご活用いただくことで、ドキュメントの質を上げたり、文章力に自信がない人がナレッジを作成する抵抗感を軽減したりすることができます。
理想的なまとめ方がある場合は、直接指示を出すことも可能です。具体的な指示を出すことで、よりよい改善ができます。
「ページを読んでいる途中でリンクが出てくると、今読むべきか、あとで読むべきか迷ってしまう。」 「リンク先を確認せずに読み進めたけど、リンク先の内容が気になって結局文章が頭に入ってこなかった...」というお悩み、ございませんか?それを解消できるのが、こちらの機能です。
「スマートリンク」の要約機能では、スマートリンク形式で貼り付けられたページやブログにカーソルを合わせるとポップアップメニューが出現し、「AIで要約」をクリックするとリンク先の要約が作成されます。
Confleunceでは、ページやブログを添付する際に、リンクの形式を「URL」「インライン」「カード」「埋め込み」の4つから選択して添付できます。このうち、「インライン」形式を選ぶと、スマートリンクになり、リンク先コンテンツの要約を行うことができます。リンク先のコンテンツの要約が表示できるのはスマートリンクのみです。編集画面で貼り付けたリンクをクリックすると、どの形式で表示するか変更できます。
この機能を活用するメリットは、
・ページ内に掲載されているリンクの中身を、ページ遷移することなく確認できること
マニュアルなどの資料を読んでいて、補足資料としてリンクが貼られている場合、新しくウインドウやタブを増やし、ページを見比べて読む必要がなくなります。
補足資料を確認してから元の資料に戻ると内容を忘れてしまった、という事態も低減できます。
他にも、
・タブが増えてさっきまで見ていたページが見つからない
・1つの画面に2つのウインドウを開くと文字や画像が見づらい
・わざわざページを開いて確認するのがめんどくさい、リンク先を確認しないので知識が乏しくなる
といったお悩みも軽減できます。
・作成した内容を補足するページがある場合、その内容を改めて記載する必要がなくなること
ページを作成する際に、補足資料の内容までページに記載する必要がなくなります。
参照するページが明確化され、似ているページがいくつも発生する、不確かな情報が大量に発生するといった事態を防止できます。
この機能はCloud版製品のPremiumプラン以上から利用可能で、Atlassian IntelligenceはOpenAIと共同開発されたAIです。 特に、ドキュメントツール「Confluence」では、要約機能を利用することで、ページやブログの内容を簡単に把握でき、業務効率が向上します。 要約機能は、長文を全て読まずに概要を理解するのに役立ち、スマートリンクを利用した要約では、リンク先の内容を確認するために ページ遷移する必要がなくなります。これにより、時間の節約や情報の整理が可能になります。
...というのが、AIに書いてもらったこの記事の要約です。いかがしょうか?
ConfluenceでAtlassian Intelligenceを使用すると、このような要約がワンクリックで作成されます。
ほかにも、短時間でコンテンツの内容が把握できて時短につながる、タブや別ウインドウを開いて内容を確認する必要がなくなるので、元々読んでいたページが行方不明にならないといったメリットもございます。ぜひ実際にご体感ください。
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