2025年01月22日
アトラシアンの横断検索生成(RAG)「Rovo」は自然言語の依頼でAIエージェントを作れる件について【作ってみた】堀田(リックソフト マーケティング部) hotta
Atlassian(アトラシアン)の横断検索機能とAIエージェントを備えた生成AI「Rovo」が一般公開されました!
Rovoの機能をひととおり触ってみて、機能はさまざまありますが、個人的にいちばんすごいのはこの「エージェント」機能だと思います。
一言でいうと、自分専用のAIアシストタントをAtlassian Cloud上に作ることかできるというものです。
しかし、エージェントを作るとなると、「プログラミング言語もある程度体得していないといけないのでは?自分には無理では?」と不安に思わるのではないでしょうか。
私は不安に思っていました。自然言語しかできない私にはAIアシスタントを作るなんてそんな高度なことはできない、と。
ところがどっこい、自然言語の会話形式で、あなたの希望を満たすAIエージェントをつくることができるのです。
Rovo有効になっているAtlassian Cloud環境で「Create an Agent」を選択します。
すると、上記のように会話形式で、「I'm here to help you build a custom Agent. Tell me what you'd like your Agent to do?(カスタムエージェントをつくるよ。エージェントにどんなことをしてほしいか教えて?)」と質問がきました。
ブログ作成上、「日本語でおねがいします」と伝えるとちゃんと日本語でお返事くれました!
実際にどんなやりとりをしたかは割愛しますが、要するに「作業マニュアルを多言語化する必要があります。Rovoに翻訳のドラフトを作ってもらいたい。」とコメントをすると、まずエージェントに名前をつけるよう促されました。エージェント名は特にこだわりがないので、おすすめされたものに同意しました。
エージェントにやってほしいなと思うこと(エージェントの役割)はざっくり以下です。
要望をひととおりいれたところで、「エージェントをテストしてみないか?」とお誘いがあったので、承諾しました。
英語のドキュメントのConfluenceページのリンクを貼りつけて違和感がないかみてもらいました。すると、訂正案を出してくれました。ちゃんと語尾ににゃんがついています...!!
では、ほかの言語に翻訳はできるかな?インドネシア語に翻訳してとお願いしました。
「・・・」がと表示されている間、ROVOが一生懸命考えている時間です。がんばれ、ROVO!
すると無事翻訳してくれました。この記事を書いている堀田は基本的なインドネシア語の読み書きます。文章を読んで、「まあ問題なさそうだな。(校閲は念のため必要だ)」と思いました。
次に、「このページを子ページにしておくれよ」とお願いしてみました。
おや?前やったときは子ページも作ってくれたのに...。今日は調子が悪いようですね。そのほか、課題を作成し担当者をアサインするということも、できたり、できなかったり。
まだリリースしたばかりなので、そういう日もある。きっとこれからもっと便利になっていく。そして多くのIT社会人の右腕として活躍してくれるに違いない。
そんな期待をしております。
これまでのやりとりでは岐阜弁が一切出てこなかったので、あらためて聞いてみました。岐阜弁で。
岐阜弁で「まわしする」とは標準語で「準備する」、という意味です。
「言うてな」というあたりが岐阜弁っぽい。語尾に「にゃん」をつけた応答をしてくれました。
先月行われたアトラシアンユーザーの集まり、Atlassian#67 ACE Tokyo MeetUp Findy Team + とJiraで実現する開発生産性可視化の事例&海外イベント(Team'24)ふりかえり では、アトラシアン・ジャパン社のユースケースとして「イヌ語で話すエージェント」「沖縄弁に訳してくれるエージェント」が開発され、社員の癒しになっていると紹介されていました。
ぜひぜひ、「こんなこと勝手にやってくれるエージェントがいたらいいのにな」という妄想を膨らませてください!
「あれ、あのファイルどこだっけ?BOX? Google Drive? SharePoint?」
そんなふうに探す手間なく、横断で検索します。
さらに、AIエージェントが反復作業を代行してくれます。
Atlassianによる、「テクノロジーの力で成長する企業」向けのAIエージェント付きRAG(検索拡張生成)”Rovo"のデモを受付しています
Rovoについてもっと詳しく知る本情報はブログを公開した時点の情報となります。
ご不明な点はお問い合わせください。
アトラシアン社ではサポート範囲外となっているサードパーティ製のアドオンをリックソフトのサポートではサポートします。
リックソフトのサポートは開発元が提供するサポート以上の価値があります。
ツールを導入しただけでは成功とはいえません。利用者が効果を感じていただくことが大切です。独自で制作した各種ガイドブックはツール活用を促進します。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様にはガイドブックを無料進呈いたします。
ツール操作の研修だけでなく「ウォータフォール型開発」「アジャイル型開発」のシミュレーション研修も提供。
日本随一の生産性向上にも効果のある研修サービスです。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様には無料招待や割引特典がございます。