2024年11月06日
【請求業務のドキュメント管理に活用できるAlfresco Content Acceleratorモジュール】「Alfresco Claims Management」を使ってみた川間 潔 Kiyoshi Kawama
ー本記事は、文書管理ツール「Alfresco」をすでに導入されている方向けの記事ですー
こんにちは。リックソフト Alfresco製品担当の川間です。
前回、「Alfresco Content Accelerator」製品と「Alfresco Content Accelerator」製品の中に取り込む「Policy and Procedure Management」モジュール製品を紹介いたしました。
▶前回記事を読む:【文書ライフサイクル管理に役立つAlfresco Content Acceleratorモジュール】「Policy and Procedure Management」を使ってみた
今回は「Alfresco Content Accelerator」製品と「Alfresco Content Accelerator」製品の中に取り込む「Alfresco Claims Management」モジュール製品は、「なんのために使用されるのだろうか?」という気持ちから調べてみたところ「請求業務で取り扱うファイル(請求の根拠となるファイル)の管理を実現できそう」ということがわかりました。
参考:Alfresco Content Accelerator
当ブログでは「Alfresco Content Accelerator」に組み込む製品(モジュール)の「Alfresco Claims Management」を一部紹介できればと思います。
今回、組み込む製品(モジュール)内の「Alfresco Claims Management」を以下に説明します。
「Alfresco Claims Management」とは、「請求データシステムに統合する機能を備えた、高度な表示、注釈、編集機能を備えたドキュメント管理」を「Alfresco Claims Management」がサポートしますと記載されています。
保険請求業務では、スキャンした書類データやドライブレーコーや監視カメラの録画データなど数多くのファイル種別への対応が求められます。Alfresco Claims Management」ではその請求業務で取り扱うファイル(請求の根拠となるファイル)を管理する仕組みを持たせています。
では実際に「Alfresco Claims Management」を操作します。今回は「Alfresco Claims Management」の主な機能を操作と同時に紹介いたします。
ユースケース:Alfresco Content Accelerator(Alfresco Claims Management) に請求の根拠となるファイル(動画ファイルやPDFファイル)を格納後、共同で請求の根拠となるファイルを確認し、関連するユーザー(外部ユーザー含む)にメール送信を行う
A.請求フォルダの作成
①「Create New Claim」押下し、請求番号など必要な情報を入力後「フォルダーを作る」を押下します。
B.ドキュメント登録
②フォルダ内に請求関連の根拠となるドキュメントを格納します。
C.請求関連ドキュメントの表示
③保険請求フォルダ内のファイルを表示可能です。またカテゴリごとにファイルを表示することも可能です。
D. アノテーション・共同作業
④請求の根拠となるドキュメントおよび動画へのアノテーション(注釈)を行います。
・ドキュメント
チャット機能が存在し、他のユーザーも交えてドキュメントへのアノテーションが可能です。
・動画
E.ドキュメントの統合
複数のPDFドキュメントを 1 つに結合し、フォルダー内に新しいドキュメントを作成可能です。
⑤アクション→Generate Combined PDFの順に押下します。
⑥統合したいファイル(PDF)を選択し「次」を押下します。
⑦統合後のファイル名を決定後、「保持する」を押下します。
F.メール送信
⑧メール送信実施
システムから直接ファイルを送信可能です。なお送信の際、テンプレートをもとにメール作成可能です。
送信後のメールは「保険請求フォルダ」に格納されます。
G.検索
請求番号より保険請求フォルダを検索可能です。また検索後の表示される項目を調整可能です。
H.ダッシュボード
ダッシュボードより作成した保険請求フォルダにアクセス可能です。なおダッシュボードは個人でカスタマイズ可能です。
■他システムとの統合
・Outlook
Alfresco Content ServiceとOutlookを統合することでOutlookから「保険請求フォルダ」に請求に関わるメールを手動で格納可能です。
・Salesforce
Alfresco Content Serviceとsalceforceを統合することでsalceforceから「保険請求フォルダ」に請求に関わるファイルを手動で格納可能です。
Using Salesforce Connector
https://docs.alfresco.com/salesforce/latest/using/
■組み込む製品(モジュール)の対応業種および業務について
下記の組み込む製品(モジュール)に対し「どのような業種でまたどのような業務」に使われるかを以下表に記載します。
Alfresco Claims Managementについて、少しは興味を持っていただけたでしょうか。 もっと詳しく聞きたい、実際の動きを見てみたいなどのご要望などありましたら、リックソフトまでお問い合わせください。
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