2024年11月07日
Atlassian の生成AIとリックソフトのデジタルガイドブックをあわせて使ってみよう小山 康由 Yasuyuki Koyama
こんにちは。ガイドブック作成担当の小山です。これを読んでいる皆さまは、Atlassian Intelligence(アトラシアン・インテリジェンス)を利用されていますか?? 本稿執筆時点で、Atlassian Intelligenceを利用できるのはPremiumプラン以上という条件があり、ちょっと敷居が高い機能かもしれません。
......でも実は、Premiumプランにもお試し期間が設定されているので、それを使えばAtlassian Intelligenceを試すことができるらしいです。
お試しした結果お気に召しましたら、Premiumプランへの変更も検討してみてください。
もくじ
<合わせて読みたいリックソフトブログ記事:Atlassian Intelligence とは?仕組みは?何ができるの?誰でも使えるってホント?【Atlassian Intelligence 使い方ブログその1】>
さて、今回はAtlassian Intelligenceをリックソフト製「デジタルガイドブック」と組み合わせて使ってみたいと思います。
皆さまはリックソフトのガイドブックシリーズをご存知でしょうか?
JiraやConfluenceの機能、使い方を説明した参考書で、実は10年以上の歴史があります。豊富なスクリーンショットとステップ バイ ステップの説明が特徴で、自習用の教材として、業務用のリファレンスとしてご好評いただいています。
印刷され製本されたガイドブックはAmazonさんからご購入いただけますし、PDF形式のガイドブックもご用意しています。ぜひご利用ください。
次にデジタルガイドブックについて紹介しましょう。リックソフトのデジタルガイドブックとは、従来弊社から印刷され製本された書籍やPDFファイルの形で提供していたガイドブックを、Confluence Cloudにインポートして利用できる形にしたものです。内容は従来のガイドブックと同じまま、Confluence Cloudで参照しやすいスタイルになっています。
大きな特徴はガイドブックがスペースやページというConfluenceのコンテンツとして格納されるところです。これにより、インラインコメントを使って自社環境に合わせた注釈を追加したり、管理者ユーザー以外には管理者向けのガイドブックを参照させないなどの操作が可能になります。Confluenceの検索機能が利用できるのもメリットですね。
書籍ガイドブック、PDFガイドブック、そしてデジタルガイドブックの特徴をまとめると次のようになります。
書籍ガイドブック | 物理的な実体がある。に素早く手軽に参照できる。 |
PDFガイドブック | PCやタブレット端末、スマートフォンなどさまざまな環境で参照できる。 |
デジタルガイドブック | Confluenceにアクセスしないと使えないが、インラインコメントなどConfluenceの豊富な機能を利用できる。 |
デジタルガイドブックは「Confluenceの豊富な機能を利用できる」とあります。豊富な機能。
そう、Confluenceに搭載されているAtlassian Intelligenceと組み合わせて利用できるのです。
▽くわしくはこちら(デモ動画サイト)▼
それではさっそく試してみましょう。ご用意いただくのはAtlassian Intelligenceが利用できるConfluence Cloudと、その環境にインストールしたデジタルガイドブックです。
まずは軽くAtlassian Intelligence氏に質問してみましょう。Confluenceの画面右上にある検索ボックスをクリックしたら一回「Enter」キーを押して検索画面を開きます。「スペース」でデジタルガイドブックのインストールされているスペースを選択したら準備完了です。検索欄に質問を入力して「Ask AI」ボタンをクリックすれば、Atlassian Intelligence氏がデジタルガイドブックから回答を作成してくれます。
まずは「Confluence Cloudの特徴を教えて。」と訊いてみます。「Ask AI」ボタンをクリックしたときに通常の検索が実行されることがありますので、そのときはもう一度「Ask AI」ボタンをクリックします。
私の環境では以下のスクリーンショットのように回答が表示されましたが、皆さまのお手元ではいかがでしょうか。「Source」欄に回答作成時に参照したコンテンツが表示されるので、回答の根拠を確認したいときに便利です。
もう一つ、別の質問をしてみましょう。「チーム管理対象プロジェクトの通知を設定したい。」と質問してみました。実在する人に質問するときと同じように、知りたいことを具体的に訊くと回答を上手に作成できるようです。
利用できるのは質問機能だけではありません。長いページを読む前には要約を作成してもらい要点を整理することもできます。
日本語以外の言語を母語とするメンバーがチームにいる場合は、編集画面のAIボタンを使って翻訳してもらうこともできます。(日本語以外に翻訳したデジタルガイドブックのご利用は自己責任でお願いいたします。)
以上のようにデジタルガイドブックのコンテンツはConfluenceのページとして保存されているため、Atlassian Intelligence氏が操作しやすくなっています。Atlassian Intelligenceには今後も新機能が追加されると思いますので、デジタルガイドブックと組み合わせていろいろな使い方をお試しください。
★ 【2024夏版】ConfluenceのAI、自動翻訳(ベータ版)が登場したのでさわってみた
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【Atlassian Intelligence 使い方ブログその1】
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【Atlassian Intelligence 使い方ブログその2】
★ Jira(ジラ)のAtlassian Intelligence(AI)を使ってみる 2024年秋版
【Atlassian Intelligence使い方ブログシリーズ3】
Confluence Cloudとデジタルガイドブック、そしてAtlassian Intelligenceの組み合わせ、いかがでしたか?
登録されたコンテンツの内容を学習して回答するAtlassian Intelligenceの特徴をうまく利用できているのではないでしょうか。
まだAtlassian Intelligenceを利用するまでのハードルは高めですが、ぜひご体験いただきたいと思います。
リックソフトは、アトラシアン製品を「製品の魅力を十分に引き出して使いたい」という企業の伴走型サポートを行っています。導入実績132社(2024年4月現在)。
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