2023年11月28日
【JQLをAIが生成】Jira Cloudでの「Atlassian Intelligence(AI)」機能【業務に役立つヒントもAIが提供】富澤(カスタマーサクセスチーム) tomizawa
Confluence と Jira Service Management に引継ぎ、Jira Cloud の新機能「 Atlassian Intelligence(アトラシアン・インテリジェンス)」 (ベータ版)をご紹介します!
Jira Cloud 製品共通(プロジェクト管理の「Jira Software」「Jira Work Management」、ITSM ツールの「Jira Service Management」 )で利用ができます!
OpenAI で開発された業務に役立つコンテンツ生成、自然言語から JQL を生成する機能によりチームの生産性アップを実現します!
様々な可能性が広がる"Atlassian Intelligence "機能を試してみたので、2023年11月現在利用できる機能の一部をご紹介と、お客様からよくある質問について回答いたします。
Jira Cloud の Atlassain Intelligence 機能では、現在以下2つの主な機能が利用できます。
注:現時点では日本語ではなく英語で回答される場合があります
課題説明欄・コメント欄にある「AI」アイコンをクリックすると「Atlassian Intelligenceに質問するか、次から選択します」と表示され、「ブレーンストーミング」「要約」「文章を改善」といったAIがやってくれる作業の選択肢が出てきます。選択に沿って、AI がコンテンツを自動生成してくれます。
「受け入れ基準を満たしたユーザーストーリーを書いて」や「リリースノートを書いて」といった業務に関わるコンテンツ作成をAIが助けてくれます。
「ブレーンストーミング」は、利用者の創造性を刺激すべく、 AI がアイデアを提案してくれる機能です。例えば「XXに関して」とブレーンストーミングをすると、仕事を進める中で作業・手順漏れに気づくことができます。「これ抜けていた!」とAI に気づかせてもらえるの、助かりますね。
下記動画では、ユーザーストーリーを生成し、テストに関してのブレーンストーミング、課題内容を要約しマネージャーに報告をしています。
動画では長文を要約していますが、文章の表現を「カジュアル」「指示するように」など様々なニュアンスへ変更することもできます。
ブレーンストーミングで「システム名を考えるためのタスク」とAI に依頼しアクションを洗い出してもらってから、「2ヶ月でこれらのタスクを完了するタイムラインを作成して」と追加依頼をすると、各アクションごとに概算の日数を提示してくれます。
注:2023年11月時点では、Jira Work Management の課題説明欄・コメント欄には「AI」アイコンがありませんでした
JQL ( Jira Query Language )は、Jira 専用のクエリ言語です。JQL を利用すると、細かい指定をした検索ができます。しかし、JQL を体得するのには時間と経験が必要です...
そこで、Atlassian Intelligence の出番です。課題検索画面の「AI」 アイコンをクリックしてから自然言語(=普段使う日本語)を入力すると、それに合った JQL が生成されます。
試してみた所感として、「これが調べたいんだよな~」という日本語に JQL で結果を返してくれて、その自動生成の結果を自分で書き換えできるのがとてもよかったです。
AI機能が利用できる課題検索画面へは以下よりアクセスできます。
プロジェクト内のメニューバー>「課題」もしくは、コマンドパレット>「課題に移動」
※コマンドパレットは 、Windows ユーザーは Cntl + K 、Mac ユーザーは command + K のショートカットキーで開きます
下記画面には2023年11月時点では「AI」 アイコンはありません
注目の AI 機能を、社内Wiki「 Confluence」、ITSM ツールの「Jira Service Management」、「Jira Cloud」でご紹介してきました。
最後に、Atlassian Intelligence を使うにあたって、お客様からよくいただくご質問について回答いたします。
質問
「Atlassian Intelligence 機能を使うと、外部にデータ流失しないの?取り扱っている機密情報は漏れない? 勝手に AI の学習データとして使われちゃわない?」
回答
「安心してください。外部にデータが漏れたり学習に使われたりすることはございません!」
便利な AI 機能ですが、セキュリティ上心配事もございますよね。
Atlassian Intelligence によるお客様のデータの利用と保護の方法に関しては、下記の Atlassian ドキュメントをご確認ください。
https://www.atlassian.com/ja/trust/atlassian-intelligence
正式リリース時期は未定のようです。正式リリースのタイミングでは日本語にも対応予定とのことなので、リリースが楽しみですね。
Atlassian Intelligence を利用するには、事前に admin.atlassian.com にて機能を有効化する必要があります。(組織管理者の権限が必要です)
Premium プラン以上の方はサンドボックスに対して有効化して事前検証することも可能ですのでぜひお試しください!
Team 23 での発表内容
現在利用できる機能は以下ドキュメントで紹介されています。今後機能が追加されていくようですので、楽しみにお待ちください。
製品で利用できる Atlassian Intelligence のベータ機能
この機能は2023年4月に開催された Atlassian(アトラシアン)大型イベント、
"Team 23" で発表されたものです。
\\note記事もあるよ //
★問い合わせ管理システムとは?機能やメリット、選び方まで解説
★ITサービスマネジメント(ITSM)とは? 取り組みの役割やメリットについて解説
★プロダクトバックログとは?項目や書き方、アジャイル開発での位置付けも解説
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