2023年03月09日
【最終更新日2023年12月】Jira(クラウド版)のワークフローをテンプレからカスタマイズしてみた堀田(リックソフト マーケティング部) hotta
Jira(ジラ)がクラウド化して、いろんなワークフローのテンプレートが設定されたクマ~!とっても便利ね~。
だけど、テンプレートに出てくるワークフロースキームは、実際の作業のワークフローと近いけど手順がちょっと違うクマね~。例えば、「ブログ」のテンプレートには、うちの部門の場合公開前に「コーディング」というワークフローがもう一つ必要クマ。
既存のワークフローをもとにカスタムして使う方法を知りたいクマ!
りっくまさんのおっしゃる通り、Jira Cloudには2023年3月現在、37ものテンプレートがあらかじめ用意されています。(Jira Software,Jira Work Management, Jira Service Managementのテンプレートを合算)
これはアトラシアン社が様々な業態やタスクや業務フローを調査して、「新入社員オンボーディング」や「調達」など、王道のワークフローをテンプレート化したものです。
りっくまさんが指す"「ブログ」のテンプレート"は「コンテンツ管理」のテンプレートですね。
初期設定のワークフローは以下の形になります。
Todo→Draft(下書き)→レビュー(ドラフトとレビューのループあり)→承認→公開
今回のりっくまさんの要望は、
とのことでした。
ゼロから作るのは大変なので、既存のテンプレートを使用して新しいワークフローを作りましょう。上の図のテンプレートを「Approved(承認済)」と「Published(公開)」の間に「コーディング」を入れてみましょう。
まず新たにプロジェクトを作成します。その際、「プロジェクトを作成」画面で「その他のオプション」をクリック。
プロジェクトタイプを「チーム管理対象」から「企業管理対象プロジェクト」に設定しましょう。
(2023年12月追記:「チーム管理対象プロジェクト」でもワークフローの編集が編集ができます。のちほど画像でご説明します)
「課題」の「プロジェクト設定」「ワークフロー」からアクティブワークフロー一覧を表示させます。
(*こちらの画面は"企業管理対象プロジェクト"になります)
カスタマイズしたいワークフローの右端の鉛筆マークをクリックすると、ワークフロー編集画面に切り替わります。
「プロジェクト設定」→「課題タイプ」を選択。するとその課題タイプのワークフローが設定できます。
ここがワークフロー編集画面です。
「+ステータス」を追加でステータス名「CODING」を追加しました。
ステータスのカテゴリを「進行中」に設定して、保存。
すると、「このステータスのトランジションはありません」と表示されました。
ここでいう「トランジション」はこのワークフロー図の矢印に当たるものです。右サイドに出てきたウインドウの「トランジションの追加」を選択します。
トランジションの追加で、ソースステータス(矢印の元)を"Approved(承認済み)"、ターゲットステータス(矢印の先に当たるステータス)を"Coding"に設定。
またもう一つ、「新しいトランジション」としてソースステータス"Coding"、ターゲットステータスに"PUBLISHED"をあてはめると以下のような画面になります。
「APPROVED」から「PUBLISHED」に伸びている矢印(トランジション)を削除する必要があります。
矢印をクリックし、「トランジションを削除」とクリックすれば、トランジションが削除されます。
ステータスの位置をドラッグして整理して、ワークフロー図は以下のような画面になりました。(各ステータスにカーソルを合わせてドラッグすると移動できます)
りっくまさんのご要望通り、「ToDo」→ 「Draft(下書き)」→「レビュー」→「承認済」→「コーディング」→「公開」という流れをつくることができました。
最後に「下書きを公開」と選択し、ワークフロー図の名前をつけて保存して、はじめてこのワークフローがアクティブ化します。(「下書きを公開」しないと、ずっとワークフロー図は反映されません)
このワークフローの内容は自動的にカンバンボードなどにも反映されます。
以上が、Jiraのワークフローの作り方になります。
より現実に即したワークフローを設定して、チームに合ったワークフローを運用してください。
*ワークフローをカスタマイズしたい場合は管理者の方に提案してみてください。管理者権限をもらってください。
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