リックソフトブログ

2024年03月11日

アジャイル開発における「エピック」「バックログ」の意味|Jira Software(ジラ・ソフトウェア)での位置付けについても解説

Author

りっくま Rickma

りっくま</mt:Var>

  

この記事は、Jira Software(ジラ・ソフトウェア)のスクラムテンプレートを使ってアジャイル開発を進める中で、「エピック(epic)」「バックログ(Backlog)」などの用語がわからないという人に向けた解説記事です。

Jira Cloudのスクラムテンプレートを使うと、なんとなくスクラムのお作法に則ってアジャイル開発ができそうですよね。でも、見慣れない単語を見かけると、戸惑いますよね。

■Jiraのバックログとは、プロダクトバックログ

Jiraの「バックログ」は、開発で発生するタスクを集めたプロダクトバックログにあたるものです。

ユーザーの機能追加要望、不具合、改善点など、開発で発生する様々なタスク(ストーリー)を、実現したい優先度順に並べて管理します。

Jira Cloudの「スクラム」テンプレートを使うと、このような画面になります。

20240311_001.png

スプリントバックログは、とあるスプリント(イテレーション)内で実施することを決めたものリストになります。

Jiraでのアジャイル開発におけるエピック、ストーリー、タスク、バグの関係

20240311_002.png

■エピックとは、タスクやストーリーをまとめたもの

エピックとは、タスクやストーリーをグルーピングしたものです。

エピック(epic)という言葉は元々、「叙事詩的な」「壮大な」「大規模な」といった意味を持ちます。そこから転じて、IT開発では、個々のタスクやストーリーをより大きな単位でグルーピングしたものを「エピック」と呼びます。

エピック=大きなストーリーともいうことができます。
ただ、エピックの概念が難しいと感じる場合は、無理に使う必要はありません。エピックを使わないで開発しているチームもあります。

■Jiraの「ストーリー」は、「ユーザーストーリー」

Jira Softwareにおけるストーリーは、いわゆる「ユーザーストーリー」です。エンドユーザーからの要望をベースに、タスクの種類を分類したもので、機能・作業単位でタスクを分類します。

タスク、ストーリー、バグは同じ階層で、エピックとは親子関係にあたります。

また、タスク、ストーリー、バグをさらに細分化したい場合、「サブタスク」が設定できます。

*これは、Jira Cloudのスクラムテンプレートのデフォルト設定です。管理者権限を持っているユーザーは、それぞれの環境で課題タイプを追加したり、階層を変えることができます。

■<補足>アジャイルの「イニシアティブ」について

アジャイル開発において、エピックのさらに上の階層「イニシアティブ」があります。複数のチームのエピックをまとめたものです。

Jira Softwareのスクラムテンプレートにはイニシアティブはありません。

Jira Softwareの「トップレベルの計画」テンプレート(*premiumプラン、Enterpriseプランで利用可能)を選択するとイニシアティブが利用できます。また、プレミアムプラン、エンタープライズプランを利用で、かつ「企業管理プロジェクト」の場合、階層の設定ができ、エピックの上の階層として課題タイプ「イニシアティブ」を追加できます。

【ケース】図書館の蔵書システム開発でのプロダクトバックログとエピック

  • iPhone 端末でも検索したい
  • Android 端末でも検索したい
  • mac で半角文字が検索できない
  • 予約ボタンのフォントを大きくしてほしい

というバックログがあるとします。

スクラム開発だと、このバックログはプロダクトバックログと呼ばれます。
このうち、とあるスプリント(イテレーション)内で実施することを決めたものがスプリントバックログです。

エピックは上記のタスクやストーリーを一定のジャンルでグルーピングしたようなものです。
例えば、iPhone 端末対応と Android 端末対応は「モバイル対応」というエピックでカテゴリ分けできます。


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