2021年12月15日
ビジネスアジリティを向上させる「Jira Align」の機能紹介〜プロダクトの企画を検討・評価するポートフォリオレイヤ編〜鈴木 華 Hana Suzuki
みなさんこんにちは。
年末へのカウントダウンが始まり、冬の足音から冬将軍の到来を感じるようになってきました。
体調は大丈夫でしょうか。今年はどんな1年でしたか?
変化の激しい現在、従来の経営思想ではリスクに対応することが困難な事例が多い傾向にあります。
BCP(事業継続計画)も従来の経営思想の基に作られているため、予算や意思決定の変化への対応が後手に回り十分な効果を発揮することができません。コロナ禍はいろんなことを明らかにし、気づかされたのではと思います。
SAFeには企業のビジネスアジリティを向上させるために、どのように取り組むべきかを説明しています。
今回はJira Alignのプロダクトなどの企画を評価したり審査したりするポートフォリオレイヤの機能を紹介します。
ポートフォリオかんばんは、製品やサービスなどの企画や検討、評価を管理するために使用されます。
アイデアベースのものがリリースされるまでの過程を視覚化することができます。
Jira Alignのかんばんボードは各レイヤごとに用意されているわけではなく、グローバルで使用することができます。
そのため、Jira Softwareのかんばんボード同様、必要に応じて自由にカスタマイズして使用することができます。
SAFeのポートフォリオかんばんはエピックの管理で使用しますが、Jira AlignのカンバンボードではFeatureもStoryも同じかんばんボード上に表示することができるので、管理する人が見たい軸でカスタマイズして使用することができます。
(下図ではEpicとFeatureを同じボード上に表示しています。)
また、Jira Alignのカンバンボードにはスイムレーンを作成することができます。
これはJira Softwareのスイムレーンとは異なり、かんばんのビューを複数作成するイメージと捉えてください。
下図の赤枠で表示している部分でビューを選択します(これがスイムレーンとなります)。
それぞれのレイヤのワークアイテムごとに作成すると管理がしやすくなります。
またバックログも表示することができ、どれくらいアイテムがあるかといったことも確認できますので、現場の運用に応じてフレキシブルに利用することができます。
Jira Alignのポートフォリオバックログは、EpicとFeatureを表示することができます。
PortfolioはProgramと紐づいており、Program Incrementsを指定することによりFeatureをEpicと関連付けることができポートフォリオバックログに表示することができます。
優先順位付けは各アイテムの左側にあるアイコンをドラッグアンドドロップして変更することができます。
表示したいカラム列は自由にカスタマイズできますので、管理したり、重要視したい項目を選んで効率よく使用することができます。
Portfolio Roomはポートフォリオレイヤの情報を俯瞰して見ることができるダッシュボードのような役割を担います。
リソース状況や、進捗状況、財務状況といった情報も見ることができます。
詳細な情報についてはレポート機能が豊富に用意されているので、気になった部分についてはレポートを表示してドリルダウンして原因等の追究に役立てることができます。
また、ポートフォリオにはトレースレポートが用意されており、特定の項目に関連するすべての関係を表示することができます。
Epicに関連するワークアイテムや関連情報の相関関係を1つのビューで確認することができます。
表示される各アイテムにはリンクが付加されているので、そのリンクをクリックすれば情報を画面遷移なく見ることができますので気づいたことや気になったことを深堀して見ることができます。
Jira Alignにはたくさんの機能があるので、詳細については今後のブログで紹介していきます。
次回はプログラムレイヤについて紹介したいと思います。
本情報はブログを公開した時点の情報となります。
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