2024年10月03日
市民開発を組織に定着させるためのフレームワーク「GEARS」をグラレコ図で解説してみた(後編)カワセミ リックソフト株式会社プリセールス課 kawasemi
前編では、Workato社が編み出したGEARSフレームワークの概要や、ドメイン(領域)の要素を見ていきました。
今回は、
(1)ドメイン(領域)を跨っている要素
(2)Workato社が提供する自動化成熟度診断
のふたつをご紹介します。
「自社で業務自動化の取り組みを広げていく為に、どのようなアプローチをとるべきか?」「自社の現状を手っ取り早く把握する方法はないか?」などをお課題をお持ちの担当者様がいらっしゃいましたら、今回のブログが少しでもヒントになれば幸いです。
(この章でご紹介する内容は、GEARSフレームワークの「ビジネステクノロジー戦略」の要素に該当します。)
組織ごとに自動化を組織全体に広げていきたい目的は様々です。
Workato社では、組織の戦略(ビジネステクノロジー戦略)にあわせ、以下3種類の自動化のアプローチを定義しています。
自社の目指したい将来像に応じて、アプローチが異なります。
Optimal(最適化) | Adaptive(適合化) | Transformational(変化) | |
---|---|---|---|
どんな組織向け? (自動化によって実現したいこと) |
ビジネスの効率化を検討している | ビジネスの俊敏性を高めたいと考えている | ビジネスの変革を目指している |
このアプローチの目標 |
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チーム構成 |
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(この章でご紹介する内容は、GEARSフレームワークで紹介した「Automation HQ」の要素に該当します。)
上表にチーム構成のとおり、自動化にあたりどのアプローチを採用するかで、自動化に取り組む際のチーム構成も変わります。
Workato社では、以下3種類のチーム構成を定義しています。
各部門から出る自動化の要求をもとに、要件定義から自動化レシピの実装、本番運用までを管理部門(HQ)が一元的に対応するチーム構成です。
Workatoのコスト(ライセンス料金)は、管理部門(HQ)が全て負担します。レシピ実装者は管理部門のみ。各部門のオーダーに沿ってレシピを構築します。
現場の課題をよく理解している各部門が、レシピ実装~テストまで行いつつも、複雑なレシピ実装や、テスト~本番稼働までの部分を管理部門(HQ)がフォローするチーム構成です。
Workatoのコスト(ライセンス料金)は、管理部門(HQ)が全て負担するパターンもしくは各部門ごとにそれぞれの利用料を負担するパターンが存在します。
(レシピ実装者:管理部門、各部門)
現場の課題をよく理解している各部門が、要件定義~レシピ実装~本番運用を行うチーム構成します。
管理部門(HQ)は、Workatoプラットフォームの管理や、状況に応じて各部門のフォローを行います。
Workatoのコスト(ライセンス料金)は、各部門ごとにそれぞれの利用料を負担します。(レシピ実装者:管理部門、各部門)
3種類のチーム構成を紹介してきましたが、Workatoにはどのチーム構成でも対応できる機能( Automation HQ )がございます。
Workatoは、ワークスペースという作業場所で、レシピの作成や管理を行います。
Automation HQを利用して、下図のように親ワークスペース(HQ)から子ワークスペースを複数作成し、それらの子ワークスペースを一元的に管理(※)することができます。
(※アセットの共有、ワークスペース全体のログを一か所で管理、各ワークスペースの利用状況など)
ここまでGEARSフレームワークの要素について見てきました。
この記事を読んでくださった方の中には、「GEARSフレームワークの要素はなんとなく分かったけど、どこから手を付けたらよいか分からない」という感想をお持ちになったかもしれません。
「自社の現状を把握して、次に何を取り組んでいくべきか」が判断できると助かりますよね。
実は、Workato社では質問に答えていくだけで、自社に不足している要素を分析し改善案を提案してくれる無料の自動化成熟度診断を提供しています。
自動化成熟度診断の流れは以下の通りです。
STEP1ブラウザを開き、自動化成熟度診断のURLヘアクセス
(当社よりWorkatoを契約いただいている、診断ご希望のお客様は、弊社へお問い合わせいただければURLをお送りさせていただきます。)
▶ とりあえずリックソフトに問い合わせてWorkatoの自動化成熟度診断方法を確認してみる
STEP2
自動化に関わるメンバーで集まって、自動化成熟度診断の質問に回答していきます。
STEP3
全ての質問に回答後、しばらくすると、指定のメールアドレス宛にWorkato社より診断レポートが届きます。
このレポートには、自社の取り組むにおける改善点や次の推奨アクションが記載されています。
▼ 診断レポート例
前編と後編に分けて、WorkatoのGEARSフレームワークをご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか、今後もWorkatoや市民開発など少しでも皆様にお役に立てるような記事を発信してまいります。
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