2024年09月20日
<リクエスト申請者の権限チェック!>新機能紹介|Jira Service Management Cloud「リクエストタイプごとの登録制限」富澤(カスタマーサクセスチーム) tomizawa
――本ブログは、Jira Service Management 管理者向けの新機能紹介記事です―――
社員向けのサービスリクエスト管理にJira Service Management(ジラ・サービスマネジメント)を利用している場合、全社員にすべての「リクエストタイプ」が表示されます。
申請権限がないリクエストタイプも含めて表示されるため、カスタマーユーザーである社員は、「間違って申請権限がないリクエストをしてしまう」ケースがどうしても発生していました。
エージェントも、手動で受付不可のリクエストを差し戻す必要があり、両者にとって手間でした。
しかしこのたび、Jira Service Managementの機能アップデートで、特定の役職やチームであるカスタマーのみが申請可能な「リクエストタイプ」を設定できるようになりました!
(*2024年8月時点では 「企業管理対象プロジェクト」でのみ利用可能でしたが、9月から「チーム管理対象プロジェクト」でも利用可能になりました。)
本記事では
を紹介していきます!
リクエストを登録できるユーザー(※管理者/エージェント/カスタマーを含む)を、リクエストタイプごとに制御できるようになりました。
登録権限がないユーザーの画面には選択肢が表示されないため、申請フォームがすっきりとして使いやすくなります。
また、申請権限がないリクエストを誤って登録してしまうことも防止できます。
「プロジェクト設定」>「リクエストタイプ」から制限メニューにある鍵マークをクリックします。
選択したリクエストタイプに対し、アクセス権を付与したい単一ユーザーもしくはグループを追加します。
< 注意 >
本機能は長い間待ち望まれており、世界中の多くのユーザーの喜びの声が上がっています♪
こんなことができそう!を考えてみました。
会社が発行する各種証明書は正社員のみや、従業員のオンボーディング依頼はマネージャー職以上のように、登録可能なユーザーを制御できます。
権限のないユーザーからのリクエストをエージェントが手動で差し戻したり、自動化によるチェックを行う手間が省けます。
IT 資産の調達や廃棄のようなサービスリクエストは、IT 部門のメンバーにのみ登録可能にできます。
また、貸与スマートフォンに関するリクエストは営業部門のメンバーにのみ登録可能にすることもできます。
ユーザーは自身が申請可能なリクエストのみ画面に表示されるため、リクエストを選択する際の迷いや間違いがなくなり、より使いやすくなりますね!
該当のサービスプロジェクト内で、カスタマーの画面には表示されず、エージェントのみが申請可能なリクエストを設定できます。
エージェントのタスク管理に利用したところ、好評だったというユーザーのお声もありました。
本機能は2024年9月にリリース済みです。まだお持ちの環境に機能が反映されていない場合でも、今後1~2ヶ月以内に反映されると思われます。
詳細は アトラシアンサイト(Announcing request type restrictions in Jira Service Management) でも公開されています。
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