2024年04月11日
【Jira初心者向け】Jiraの自動化、AIに設定してもらえる!子課題が開始になったら自動で親課題・エピックも開始にしてほしい堀田(リックソフト マーケティング部) hotta
Jira Software(ジラ・ソフトウェア)の"スクラム開発"テンプレートを使って、2024年に達成したい生活目標管理をしようとしています。
3月が終わりました。1イテレーションを1か月としているので、いま3スプリント目が終わったことになります。
「ストーリー」の下に子課題「サブタスク」を入れて運用しています。
ふりかえってみると、AI「子課題すべて終わったのに親課題は未着手(To Doステータスのまま)というストーリー課題がいくつかありました。なんだかモヤモヤするので、「子課題が始まったら親課題も進行中になってほしいな~」「自動で進行中になってくれよ~」と思うようになりました。
こういうときに便利なのが Jiraの自動化機能 です。
左バーの「プロジェクト設定」をクリックし、「プロジェクトを設定」をクリック。上から三番目に「自動化」というのが出てきますので、それをクリックしてみたところ...
「Permission denied」と表示されてしまいました。そのあと、こんな表示が。
つまり、自分は自動化権限が付与されていないユーザーということです。
2年前にJira CloudにリリースされたJira Automation通称Jiraの自動化機能は非常に便利で、「Jiraの魅力の一つ」と語ってくれるユーザーもいるほど。
しかし、Jiraの契約プランによって、月間の自動化実行可能回数に制限がかけられているのです。
10ユーザー以下のFreeプランのJiraでは月間100回/組織。Standardプランでは1700回/組織、Premiumプランでは1ユーザーあたり1000回、となっています。
自動化の範囲を「このプロジェクトだけ」と限定することもできます。自動化の対象は、チーム管理対象・企業管理対象両方のプロジェクトの両方です。
回数制限があるので、Jiraの管理者は「費用対効果のいい自動化は有効化していい」などと管理する必要があるケースもございます。
JiraのAI機能で自動化ルールを設定するには、操作するJira Cloud環境で「AI機能」が有効になっており、かつ、ユーザーが対象のプロジェクトで自動化ルールの作成・編集できる状態になっている必要があります。
Jira管理者は、自動化の「グローバル設定」でどのユーザーに自動化ルールを作成できるかを管理でき、プロジェクトをまたいだグローバル自動化の権限を持っています。
プロジェクトの管理者は、そのプロジェクトの自動化の作成・編集ができます。
ただし、自動化のグローバル設定で、個別に自動化のルール作成できないよう設定されている場合、プロジェクトの管理者でも自動化の作成・編集はできません。
誰が・どのプロジェクトの自動化権限を持っているか誰も管理していないという状況は、情報ガバナンスの視点でも危険な状況といえるので、定期的に権限の棚卸をしましょう。
起点となるルール(上記の場合:いつ「課題トランジション時 「Todo」から「進行中」になったとき)、その課題に「親」があった場合、ステータスを子課題(トリガー課題)からコピー、と設定しました。
Jiraどころかコーディング的な思想が全くない私は、この設定をするのに20分くらいかかりました。
本当は子課題が「完了」になったときも自動化ルールが発動するようにしたかったのですが、わかりませんでした。分岐となるルールの選択肢が多すぎてどれを選べばいいのか戸惑います。
こういうのが慣れない人にはなかなか設定しづらいものです。
<Confluenceの自動化ルール利用が作成しやすくなりました>新機能紹介|「互換性のあるアクションの絞り込み」 -リックブログ-
Jira(ジラ)の自動化機能を使ってサブタスクのストーリポイントの合計値を親タスクに自動入力させてみた -リックブログ-
そんなコーディングリテラシーの低い、またはJira初心者でも自動化ルールの作成を手伝いしてくれるのが、このAtlassian Intelligenceです。*Premiumプラン以上で使える機能です。
自然言語・日本語で"子課題が「進行中」または「完了」のステータスになると、親課題も「進行中」になる"と記載したところ、以下のようなルールを作ってくれました。
AIに作ってもらった条件に子課題が「進行中」または「完了」も指定されますので、自分が思い描いていた通りの設定ができました。
最初からAIを頼っていたら20分もロスしなくて済んだ...という残念感と、「やっぱりAIとは上手に付き合っていきたいな!」と思いました。
この自動化のおかげで、何かしら子課題が進行しているストーリーやエピックはすべて「進行中」にすることができ、ちゃんと前に進んでいる感を得られました。
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