2024年02月22日
【チケット消していい?】Jiraで対応不要になった課題はどうすればいいの?【スクラムで目標管理シリーズ】堀田(リックソフト マーケティング部) hotta
noteで公開したとおり、昨年の年末から、2024年の個人目標管理をJira Software(ジラ・ソフトウェア)のスクラムテンプレート(チーム管理対象プロジェクト)を使って進めています。
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2024年1月30日、さっそく1スプリントが終わりました!
*初回なので、ストーリーポイントは記入していません。
スプリント完了ボタンを押せばいいのかな?でも、押そうとすると、こんな選択肢が出てきます。
完了していない課題を「新規スプリント」か「バックログ」に移せるようです。
*ここでいうバックログは「プロダクトバックログ」です。
新規スプリントの「スプリントバックログ」に移すか、プロダクトバックログに移すか...。
私の場合は、いったん必要性を見直すためにプロダクトバックログに入れることにしました。
実は、この1月のスプリントの中で「最初はスプリントバックログの中に入れていたけど、進めていくうちに対応不要になった課題」が出てきました。
具体例として、エピック「マネー管理」のストーリー「ジュニアNISA」にサブタスク「新制度について調べる」「利率がいいものを探す」を作り、1月のスプリントの達成すべき課題として設定していました。しかし、調べると、ジュニアNISAは2023年で終了し、2024年はもうなにもできないそうです。「(ジュニアNISAの)利率がいいものを探す」というサブタスクが対応不要になります。
この場合、どうすればいいでしょうか?チケットを消しちゃっていいのでしょうか?でも、チケットはあまり消さないほうがいいという話も聞いたことがあります。
このままだとプロダクトバックログにやらなくていい課題がたまっていきますよね。
Jira Softwareとスクラムに詳しい小田倉さん、教えてください!
答える人:小田倉晃さん。TOEICフルスコアでAgileに興味がある青年。SAFe®のSPCの資格を保有。リックソフトではアジャイル関連の記事を監修。
まず、スクラムの原則(スクラムガイド)という側面で言うと、「不要となった作業に関してどのように処理するべきか」ということに関しては特に触れられていません。
Jira Software でチケットの削除が推奨されていない理由は主に下記の2つです。
そのため、あらかじめエンドユーザーが課題を削除できないようにしている(=Jira課題の削除権限を付与していない)Jira管理者さんもいます。
ステータスは「完了」にして、解決状況のフィールドでカテゴライズするのが一般的です。
具体的には、「作業中止」、「対応不要」などの解決状況(ステータス)を追加します。
以上が小田倉さんの話でした。
堀田は課題のステータスに「中止」を追加することにしました。手順を紹介します。
左サイドバー「プロジェクト設定」→「課題タイプ」を選択。右側にある「ワークフローの編集」をクリックします。
ワークフロー編集画面が表示されます。
ステータス追加画面で「完了ステータス」を選択します。
「ステータスを検索または検索」の項目に、「中断」「中止」など追加したいステータス名を入力し、「追加」ボタンをクリックします。
すると、ステータスに「中止」が追加されます。
その後、「ボード」の設定画面に移ります。「完了」の右上にある歯車をクリックし、「列とステータス」で「中止」を完了のレーンに入るようにしてください。これで設定は完了です。
このあと、課題画面に戻ります。中止したいサブタスクのステータスを「中止」にしました。
これでストーリー「ジュニアNISA」は「完了」です。
<注意>
スプリント期間内に「中止」にした場合、ストーリーポイントを設定していた場合は加算されてしまいます。スプリント期間が終わった後の振りかえり期間中に「中止」にステータス変更をするのがおすすめです。
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