＜社内のIT資産管理＞新機能紹介｜Jira Service Management Cloud「Confluence でアセットオブジェクトの表示」

2024年02月20日
＜社内のIT資産管理＞新機能紹介｜Jira Service Management Cloud「Confluence でアセットオブジェクトの表示」

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上田麻耶 Maya Ueda

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PC、モバイルデバイスだけでなく様々な分野でITツールが充実し、管理が複雑化するにつれ、紙の台帳やエクセルの管理台帳ファイルでのIT資産の管理が困難になってきました。

Jira Service Management Cloud （ジラ・サービスマネジメント）は、ITリクエスト管理だけでなく、IT資産管理ツールとしても活用できる機能 "アセット管理機能" がございます。IT資産管理業務担当者・一般従業員が管理しやすい機能が充実しています。

＊本機能は Jira Service Management の Premium プラン以上で利用できます。

アセットとは

アセットは資産および構成管理ツールで、物理的な資産（PCやオフィス全体）や仮想的なもの（ソフトウェアライセンスやプラットフォーム）、人（従業員など）を管理します。
各資産をサービスリクエスト、インシデント、問題などとリンクすることができます。資産やアイテムを追跡し、依存関係を可視化するのに役立ちます。

このたび、 Jira Servcie Management Cloud で管理しているアセットを、Confluence ページに埋め込める機能がオープンベータ版でリリースされました。新機能をご紹介します。

JSM「アセットオブジェクトの表示」機能の概要

Confluence ページに、Jira Service Management （以降、JSM）のアセットオブジェクトを表示できるようになりました。
Confluence 上で「/asset」または「 /アセット」と入力すると、Confluence マクロとして表を挿入することができます。

アセットのライセンス情報や購入時期などの項目は JSM で管理します。JSM に入力された情報を、Confluence 上で呼び出してリスト表示できます。

将来的には、Confluence ライセンスのみで、ページに埋め込まれたアセットオブジェクトを閲覧できるようになるそうなので、Jira Service Management ライセンスを持たないユーザーでも一覧確認ができます。

＊JSM にアクセスするには別途 JSM のエージェントライセンスが必要になります。Confluence ユーザーは情報の閲覧のみができます。

JSM「アセットオブジェクトの表示」機能の活用シーン

■＜IT資産管理の見える化＞テレワーク中の社員が備品の購入申請をする前に、社内の在庫を確認

自社保有するパソコンやモバイルデバイスの、OS、ライセンス期限や購入時期を含めたIT資産リストページを Confluence 上に作ることができます。Confluence ページの閲覧権限が付与された社員は、IT資産情報にアクセスできるようになり、IT資産の全社見える化が実現します。

社員は Confluence で在庫状況を見て、IT資産の追加購入申請をするワークフローにすれば、IT資産の在庫適正化につなげられます。

■不動産メンテナンス会社でIT資産の棚卸

管理しているビルで利用しているハードウェア（例：宅配ロッカー、自動清掃機、セキュリティ機器など）に関わる情報や、ソフトウェア（例：防犯カメラのネットワーク一元管理するセキュリティソフトウェア、照明制御ソフトウェア、エレベーター制御システム）を一覧化して Confluence に表示することができます。

ビル担当者は Confluence にアクセスするだけでビルにかかるIT資産を把握することができ、半期ごとのITハードウェアの棚卸をビルにいるスタッフだけでできるようになります。

■従業員を管理して人員名簿を作成する

従業員を「オブジェクト」として管理すると、従業員名簿が作成できます。

■注意

2024年2月現在、現在、Confluence ページへのアセットオブジェクトの表示・挿入・編集には、Confluence ライセンスに加えて Jira Service Management ライセンスが必要です。
将来的には、アセットオブジェクトの表（リスト）の表示のみ、Jira Service Management ライセンスを持たないユーザーにも開放予定とのことです（挿入・編集には Jira Service Management ライセンスが必要）。