2023年06月01日
Atlassian Team'23で見た「Atlassian Intelligence(アトラシアン・インテリジェンス、AI)」Neill.Walker Neill.Walker
さまざまなIT企業がAIと連携したサービスをどんどん発表しています。Atlassianもその一つ。今年4月20日、米ラスベガスで開催された年次イベント「Atlassian Team'23」で、Atlassianは設定が簡単で既存のナレッジベースに連携できるAIバーチャルエージェント「Atlassian Intelligence」を発表しました。
日本語での情報がまだあまり出ていないので、現場で体感したニールが一足先にご紹介します。
\\ note記事もあるよ //
ユーザー側からの画面は、入力するキーワードによって選択肢が出現し、求めている結果に着くまで選択肢を選んでいくという仕様です。従来通りのチャットボットとあまり変わりないように感じるでしょう。
設定者側からは、JiraのAutomation Workflowと同じようなUXでルールを設定するので、ノーコードで分かりやすくて、Jiraの自動化ルールをわかっている方なら誰でもルールを作成できます。
対話型AIのChatGPTを活用しています。すでにChat GPTを試している方はおわかりのとおり、自然な会話形式で情報をまとめてくれます。
キーワードに基づいたルールにより、複雑な依頼に対してもユーザーの問題点を絞り出して、Confluenceのナレッジベースコンテンツを探して、その情報をまとめてお返事してくれます。
実際に、受け付ける質問の40%ぐらいをAtlassian Inteligenceだけで回答できるているそうです。
Jira Service Managementと連携させれば、ヘルプデスクチーム(エージェント)の時間削減につながりますし、自然な会話なのでユーザーは違和感をあまり感じないでしょう。
現在、Atlassian IntelligenceはSlackとMS Teamsからしか依頼を対応できておらず、社内サポート向けのツールです。Jira Service Managementのポータルからアクセスできるような計画があるので、近日社外のお客さんのために使えるようになるでしょう。
ChatGPTは幅広い場面で活躍できるAIアシスタントなので、ITヘルプデスクだけじゃなくて、人事部の資料を探したり、経費計算方法についてのアドバイスなどを提供したりできます。
Confluenceにナレッジが蓄積されているのであれば、Atlassian Intelligenceは対応できそうだと思っています。
しかも、ChatGPTの翻訳機能はかなり良いです。「一か所のナレッジベースの情報を、複数の言語ーユーザーの母国語ーで返事してくれるのはすごい!」と思いました。
海外スタッフのオンボーディングやIT問題の解決が、非常に楽になるんじゃいないと思いました。
本情報はブログを公開した時点の情報となります。
ご不明な点はお問い合わせください。
アトラシアン社ではサポート範囲外となっているサードパーティ製のアドオンをリックソフトのサポートではサポートします。
リックソフトのサポートは開発元が提供するサポート以上の価値があります。
ツールを導入しただけでは成功とはいえません。利用者が効果を感じていただくことが大切です。独自で制作した各種ガイドブックはツール活用を促進します。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様にはガイドブックを無料進呈いたします。
ツール操作の研修だけでなく「ウォータフォール型開発」「アジャイル型開発」のシミュレーション研修も提供。
日本随一の生産性向上にも効果のある研修サービスです。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様には無料招待や割引特典がございます。