2023年02月09日
スクラム開発に便利なJiraガジェットが使えるようになるアプリ澤田 深雪 Miyuki Sawada
<本記事は、Jira Softwareでアジャイル開発をされているチームの(管理者およびユーザー)の方向けの記事です>
Jira, Confluenceなどアトラシアン社製品向けのアプリ開発に特化したAppFire社が運営するオウンドメディア「THE HUB」に、「Jira アジャイルダッシュボードおすすめスクラムガジェット10選(原文:Top 10 Scrum gadgets for Agile dashboards in Jira)」という記事が公開されました。
本記事は、Appfire社の「Dashboard Hub for Jira - Custom Charts & Share Reports」を紹介する内容です。Appfire社のプロダクトマネジャー、Iván García氏が執筆しました。
すべてのアジャイル開発者にとって意義のあるtipsを含むため、リックソフトが翻訳し、お届けします。
Appfire社は2005年に設立した、アトラシアンのソフトウェアパートナーの一つとして設立した企業です。現在約200のアプリをマーケットプレイス上で公開し、全世界で22万以上のチームの開発に貢献してきました。アトラシアン製品向けアプリ開発企業では最大手です。先々月にはアトラシアンパートナー12社を集め、仏ニースで情報交換イベントを行いました。
すべてのアジャイル方法論の中で、スクラムはおそらく最も人気のあるフレームワークです。
しかし、スクラムマスターとプロダクトオーナーであれば誰でも認識していると思いますが、スプリント(または単一のプロジェクト)を追跡することは時に難しくなることもあります。スプリントをリードすることは並大抵のことではありません。その上、スプリントのメトリクスを視覚化し、レポートする効果的な方法が必要になります。
そこで、私たちからちょっとした贈り物を!
このあぷりで提供するのは、効果的で説得力のある報告をするための、Jira ダッシュボードに含めるべき最高のスクラムガジェットのリストです。
私たちは皆目標に目を向け続けることでより良い結果を得ることができるということは、誰もが頷く真実だと思います。
ダッシュボードでスプリント目標を視覚化することは、現在の目標を念頭に置くための鍵です。特に複数のスクラムチームがあり、それぞれが独自の目標を持っている場合はそうでしょう。
スプリント目標ガジェットを使用すると、単一のビューでアクティブなスプリントと今後のスプリントの目標を確認することができ、時間を節約し、チームが集中力を維持するのに役立ちます。
目標達成を阻むものがあったら、すぐにそれを特定し解決策を考えましょう。
Jira におけるブロッカーとは、チームのスプリントの流れの継続を妨げるものです。スプリントの目標を達成するためには、これらのブロッカーに次に取り組まなければなりません。スプリントブロッカーガジェットは、スプリントの保留中の障害やブロッカーをすべて表示するので、チームのすべてのメンバーは何がネックになっているのかを確認し、次に何をすべきかを考えることができます。
現在のスプリントがどうなっているのかを調べるのは簡単です!
作業プロセスの各ステータスの進捗状況、日数、ブロッカー、フラグが残っている数、スプリント開始時と比較してのスコープ変更など、最新の情報を入手できます。スプリントヘルスガジェットを使用すると、スプリントのすべての重要なメトリックを一目で見ることができるので、チームの健康と進捗を評価することが簡単にできます。
「スプリントで解決したチケットの数を素早く確認する方法があればいいのに」と思ったことはありませんか?
ご安心ください、いい方法があります!
解決されたチケットの数を知ることは、現在のスプリントでチームがどのようなパフォーマンスをしているかを理解する上で重要なことです。このガジェットをダッシュボードに追加することで、作業に関する情報を完全に把握することができます。また、現在の進捗を以前のスプリントと比較することもできます。解決済み課題ガジェットを使用すると、特定の期間に解決された課題の数を表示することができるのがスプリントです。
現在進行中のスプリントで自分のチームが軌道に乗れているかどうか把握していますか?現在のペースから優先順位を見直すべきでしょうか?
スプリントではすべてがタイミングです。チームが納期に間に合うようなペースかどうかを可視化することが重要です。そのためには、完成予定日に対して残っているストーリーポイントを追跡するのが一番です。スプリントバーンダウンガジェットは、現在のスプリントに残っている作業量と完了した作業量を表示するため、この作業に最適です。
各リリースは顧客に価値を提供することを計画した時点のものです。リリースを記録し、その価値が提供されたことを確認します。
最終的にソフトウェア開発における目標はただ1つ、「納品、納品、納品!」です。
リリース・ガジェットは、選択したプロジェクトのセットの最新バージョン番号を一定期間にわたって表示します。バージョンはソフトウェアサイクルの段階によって、異なるステータス(未公開、アーカイブ、公開)があります。
改善をするためには、チームのベロシティを知る必要があります。
スクラムは顧客に継続的に価値を提供することです。チームのベロシティを見ることは、その価値がいつリリースされるかを理解するのに役立ちます。時間と経験があればチームはバックログにあるアイテムが現実的にいつユーザーの手に渡るかを予測できるようになります。
一連のスプリントから完了した見積もりの平均値を使用して計算されたスクラムチームのベロシティを表示します。
いろいろな計算結果を表示したいということもあるかと思います。こちらも完全に可能です!
独自の数式を計算することは、会社の特定のニーズに従ってレポートを調整するのに役立つので、非常に強力です。
例えば、あるプロジェクトで請求された時間に対していくら請求しなければならないかを知りたい場合、それは簡単です。パワフルな数式カードガジェットを使えば、フィールド上で数式計算を行い、その結果をアイコンかドーナツカードで表示することができます。
ダッシュボードに表示されるエピック達成率や達成回数を確認することで、これまでとは異なる洞察が得られます。
エピックはプロジェクトを作業の断片に分解するための重要な構成要素であり、それによってチームはシームレスに作業できるようになります。エピックがどのように進行しているかを直接把握することはスプリントのフローにとって非常に重要です。
エピック進捗ガジェットを使用すると、異なる見積もり統計によって特定のエピックグループの完了の進捗を明確に表示することができます。
柔軟でオールインワンの信頼できるこのJQLのソリューションは、レポートに必要なほとんどすべての指標を構築し表示することができます。
JQLカスタムチャートガジェットは、柔軟なカスタムチャートを作成する必要性から生まれました。このガジェットは、JQLクエリの結果や既存のフィルタを表やグラフとして表示することで、エンドレスなデータの視覚化を提供します。
JQLの結果データを表現するために、こちらの視覚的メタファーを選択することができます:テーブル、ラインチャート、タイルチャート、円グラフ、バーチャート、グループ化されたバーチャート、スタックバーチャート、マルチラインチャートなどがあります。
これらのガジェットはアジャイルダッシュボードを強化し、より良いデータ、より正確な分析、そしてチームのパフォーマンスの向上につながります。
Scrumでは、より多くのデータを見ることができればそれだけで良いのです。
これらのガジェットを含むライブダッシュボードで、実際に確認してみてください。このダッシュボードは、Dashboard Hubの外部共有機能で外部に共有されています。
これらのガジェットはAppfireが開発したアプリ「Dashboard Hub for Jira」に含まれていることを覚えておいてください。
Dashboard Hub for Jira は、JQL を使って簡単にカスタムチャートを作成したり、70 以上のオリジナルガジェット、ビルド済みダッシュボードテンプレート、および統合機能を提供することにより、Jira のネイティブダッシュボードの制限を克服できるアドオンです。さらに、レポートを簡単に作成しユニークで安全なリンクを共有できるため、レポート作成にかかる時間を大幅に短縮することができます。 こちらから30日間無料でお試しいただけます。これらの強力なガジェットを使えば、十分なスプリントのテストが可能です。
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