2022年11月30日
2025年の崖まであと3年...ドリームアーツ社との ローコード・ノーコードツール共催セミナーで、Workatoを紹介しました。堀田(リックソフト マーケティング部) hotta
11月17日、ノーコードERPフロントの「SmartDB」を手掛けるドリームアーツ社と共催で、ノーコード・ローコードツールを紹介するセミナーを開催しました!
2025年の崖 まであと3年。対策は備えはできていますでしょうか....??
経済産業省が2018年の「DXレポート」で提示したキーワードです。
要約すると以下の4点にまとめられます。
・ 2025年になると「稼働歴21年以上の基幹システム」を利用している企業数が6割以上になる
→ 製造中止やサポート終了(保守打ち切り)によって、システムトラブルやセキュリティリスクが高まります。
*大手企業が導入しているSAP ERPも2025年にサポート終了します。
企業の基幹システムであるメインフレーム(大型コンピュータ)やオフィスコンピュータ(オフコン)は、各社独自のOSで開発されています。
仕様も一般公開されていないため、そのコンピューターの製造元(あるいは協力会社、関連会社)しかカスタマイズ・保守運用ができない状況。
データがブラックボックス状態になっています。ブラックボックス化していると、AIやBIシステム、手軽に導入できるSaaSといった、新しいデジタル技術との連携ができなくなります。
その結果、技術的負債となり、維持・継承が困難になります。先端的テクノロジー(AI, IoT, ビッグデータ等)へ対応できなくなります。爆発的に増加するデータを活用しきれません。
・ 技術的負債の増大
→ 既存システムの維持・保守に資金や多くの人材が割かれてしまいます。IT人材が不足がさらに深刻化(2018年は17万人の不足だったが、2025年には43万人となる)するのに、戦略的なIT投資に資金・人材を振り向けられないことになります。
・ システム仕様を把握している人材の高齢化。
・ 保守運用の担い手が退職し、不在になる可能性も。そのため、システムトラブルやセキュリティリスクが高まります。
これらの課題を克服できない場合、2025年以降、最大毎年12兆円の経済損失が生じる可能性があることを「2025年の崖」といいます。
この2025年の崖問題を克服するツールとして、注目されているのがノーコード・ローコードツールです。
現状、業務のデジタル化において、
(1)営業部門や経理部門などが非IT人材の部署がIT人材が集う情報システム部門に丸投げをするパターン
(2)営業部門や経理部門などが各々使い勝手の良いSaaS製品をどんどん導入するパターン(SaaSの乱立)
というパターンが多いです。
(1)では、現場部門が必要としているシステムを情報システム部門に理解してもらうのに時間がかかり、
(2)の場合、システム間での情報の分断が起きてしまうという課題があります。
ノーコード・ローコードツールは、プログラミング・コーディングの知見が少ない非IT部門のスタッフでも、システムを組み立て、データ連携の仕組みが作れるツールです。
SmartDBは、フロントオフィス、ミドルオフィス、バックオフィスそれぞれに適したシステムやワークフローのテンプレートやを用意しており、これらに手を加えて業務に合ったシステムを作ることができます。非IT人材でも、ノーコード・ローコードツールを使えばIT人材として活躍の場を得ることができます。
リックソフトが取り扱うWorkatoは、SaaS・オンプレミスを含めたシステム間のデータ連携を実現するiPaaS製品です。オンプレミスエージェントというオプション利用すれば、オンプレミス環境上で稼働するシステムに蓄積されたデータとクラウド上のデータをセキュアに連携することができます。
また、各部署で利用しているSaaS製品も、コネクタを通じて部署の垣根を越えて連携することができます。部署と部署をまたぐ手作業のタスクの自動化すれば省人化・作業の時短になり、時間の使い方も「非生産的な時間」から業務改善や新規事業を考えるなど「生産的な時間」に変えることができます。
Workatoはすでに1000以上のサービスが("コネクタ"を通じて)連携可能となっております。それに加え、この度、リックソフトはSmartDBとWorkatoをつなぐコネクタを開発しました。
「既存のシステムを活かしつつ、システムのモダナイズやDXを進めていきたい」
「気づいたら全社で導入しているSaaSの数がすごいことになっている」
そんな方は、ぜひ一度、WorkatoやSmartDBのみならず、ノーコード・ローコードツールに目を向けてみてください。
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アトラシアン社ではサポート範囲外となっているサードパーティ製のアドオンをリックソフトのサポートではサポートします。
リックソフトのサポートは開発元が提供するサポート以上の価値があります。
ツールを導入しただけでは成功とはいえません。利用者が効果を感じていただくことが大切です。独自で制作した各種ガイドブックはツール活用を促進します。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様にはガイドブックを無料進呈いたします。
ツール操作の研修だけでなく「ウォータフォール型開発」「アジャイル型開発」のシミュレーション研修も提供。
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