2023年10月05日
WBSガントチャートfor Jira の進捗率 自動計算機能について堀田(リックソフト マーケティング部) hotta
Q:WBSガントチャート for Jiraの進捗率を自動で計算してほしい
Jira Softwareと、リックソフトが開発したWBS ガントチャート for jiraを使ってプロジェクトの進捗管理をしているクマ。いまのところ、進捗率は手作業で入力しているクマ。これだけJiraの自動化が充実しているんだからリックソフトが開発したWBSガントチャートでも進捗率の自動化ができると思っていたら、ある壁にぶち当たったクマ。
(要望1:課題数ベースの進捗率を自動化)あるチームから、親子課題があったとして、子課題2つのうち1つが完了したら親課題の進捗50%というように、進捗率を自動で計算できるようにしてほしい、という要望が上がってるクマ。
(要望2:時間ベースの進捗率を自動化)でも別のチームからは、子課題の見積もり時間2日と3日を見積もって、2日で見積もったものが終わったら進捗率40%(2÷全体の2+3日)、というようにもしてもらいたいという要望があがってるクマ。
どっちのチームの要望もわかるクマ。両方実現したいっクマ。ちなみに環境はクラウド版っっクマ。この間リックソフトさんに移行をしてもらったっくまからね~。よろしっくま~~。
りっくまさん、この間はクラウド移行、おつかれさまでした。
WBSガントチャートの進捗率には手入力以外にも自動入力モードがあり、タスク数ベースの進捗率計算モード、時間ベースの進捗率自動計算モードの2種類があります。
どちらの計算モードにするかは、プロジェクトごとに設定できます。
りっくまさんはクラウド版に移行されたとのことで、クラウド版のWBSガントチャートfor Jiraの画面で紹介しますね。
(注:DC版では計算率・機能が異なっています。)
参考:オンプレ版のJira/Confluenceのサポートが2024年2月で終了します。
ガントの進捗率の項目をクリックすると編集状態になり、進捗率を入力することができます。
数値を入力するか、右端の上下アイコンをクリックして入力します。
「要望1:課題数ベースの進捗率を自動化」は、プリセット状態で実現できます。
子タスクの進捗率を自動計算して親タスクの進捗率へ入力する「進捗率を自動計算」機能があります。
クラウド版WBSガントチャートの自動算出の計算式は以下になります。
子タスクAとBがある親タスクの進捗率
=«(子タスクAの期間日数×A進捗率)+(子タスクBの期間日数×Bの進捗率)}÷(子タスクAの期間日数+子タスクBの期間日数)
ケースを紹介します。
子タスクの1つが進捗率は20%、もう1つの子タスクの進捗率が10%で、場合、いずれも期間が3日の場合、親タスクの進捗率は15%となります。
<(課題テスト・Android 3日×10%)+(課題テスト・iOS 3日×20%)>÷(3+3日)=30%+60%÷6日=15%
ケース2:タスク数11個のプロジェクト進捗率
下記のように、子タスク数11で、うち2つが完了となったプロジェクトの進捗率は18%となっています。
「要望2:時間ベースの進捗率を自動化」は別途設定が必要です。
ガントチャートの右上の歯車→「ガント設定」→「チケット」でチケットの設定画面を開きます。
「時間管理から自動計算」を選択します。
このとき、ガント上で子タスクの進捗率を更新した場合、親タスクの進捗率に反映されることにご注意ください。
「時間管理から自動計算」に設定すると、進捗率をガントチャート上で手動で入力ができなくなります。
Jiraの時間管理機能では、初期見積を設定し作業記録を行い残余見積を算出します。最終的に残余見積がゼロになるとその作業は終了となります。WBSガントチャートでもこのロジックに従い、進捗率は下記の計算式で算出します。
下図のとおり作業記録を行います。
時間管理のフィールドを見ると、初期見積が40時間(=5日=1週間)、記録済みの時間が8時間(1日)、残余見積が4日(32時間)となっています。
計算式に当てはめると 1/ ( 1 + 4 ) × 100 = 20 %となります。
子課題の時間進捗率から親課題の進捗率を自動で計算することもできます。
親の進捗率は以下のような計算式で計算されています。
親課題「test」は子課題「タスク1」「タスク2」を持っています。
タスク1は見積もり1日、課題上で4時間の作業を記録したところ、進捗率は50%になりました。
タスク2は見積もり4日、課題上で3日の作業を記録したところ、進捗率は75%になりました。
つまり期間5日(40時間)で、3.5日(1日8時間、4時間は0.5日換算)記録したところ、3.5日÷5日で親課題の進捗率は70%になりました。
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