2018/12/18
TrelloのPower-Upを試してみた大塚 和彦Kazuhiko Ohtsuka
このエントリーは、 Atlassian(JIRA , Confluence, Trello, Bitbucket)のTips Advent Calendar 2018 – Qiitaの18日目です
みなさん、Trello(トレロ)は知っていますか?
世界中の2500万人以上の人々が登録し、チームコラボレーション分野ではリーダーに位置するほどの「タスク管理ツール」がTrello(トレロ)です。
なぜこんなに人気があるのかというと、魅力としていくつかあります。
という感じでしょうか。
Excelでタスク管理を行っている人は、ぜったいTrelloがおすすめです。
私のTrelloの使い方はタスク管理だけではありません。発想しだいで様々なことに活用することができます。
ボードの活用(例) | 説明 |
---|---|
Trelloの基本とも言うべき、タスク管理プロセスでの使い方になります。 |
|
チームメンバーの役割表を明確にして、誰がどのような役割を担当しているのかを明確にします。 |
|
購買プロセスに対して、どのフェーズに、どのような活動が行われているのかを整理します。 |
さて、Trelloの魅力のひとつである「Power-Up」についてお話したいと思います。
TrelloのPower-Upとは、Atlassian社、およびサードパーティから提供されるアドオンのことです。このアドオンを追加することで、様々なサービスやアプリケーションと連携して機能を拡張することができます。
2018年12月時点で108個のPower-Upが提供されています。
このPower-Upには、大別すると「Trelloの機能を強化するもの」と「外部サービスと連携するもの」の2種類があります。
「Trelloの機能を強化するもの」では、ルールによる自動化や優先順位付け、カレンダー表示、ガントチャート表示、カスタムフィールドを追加するなどができるようになります。
「外部サービスと連携するもの」では、Jira、Slack、Google Drive、Box、Salesforce、InVision、SurveyMonkeyなどの魅力的な外部サービスとTrelloを連携することができるようになります。
さまざまな機能を追加し、外部サービスとの連携を行って、Trelloボードをさらに充実したアプリケーションに変えていけば、時間の節約やコンテキストの切り替え防止になるのはもちろん、Trelloがコラボレーションハブとして機能し、チームや個人の生産性が一気に向上します。
TrelloのPower-Upの中で、個人的に試してみたいと思ったモノは、以下になります。
Power-Ups 名称 | 概要 |
---|---|
Agile Metrics by Screenful |
アジャイル向けの分析レポート機能を追加します。 |
Automate.io |
Trelloのカードにルールを設定して自動化することができます。 |
Butler |
Trelloのアクションをとトリガーにしてルールに基づいた処理を行うことができます。 |
Calendar |
Trello自身をカレンダー表示することができます。 |
Custom Fields | Trelloに独自のカスタムフィールドを作成することができます。
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Power-Ups 名称 | 概要 |
---|---|
Bitbucket Cloud | Atlassian社のGitソリューション「Bitbucket Cloud」と連携します。 プルリクエス、ブランチ、コミットをカードにアタッチできます。 |
Box | BoxからTrelloのカードにファイル、フォルダが添付でき、プレビューできます。 |
Confluence Cloud | Atlassian社のナレッジコラボレーション「Confluence Cloud」と連携します。 ConfluenceにTrelloのカードを添付したり、TrelloからConfluenceのページを直接作成できます。 |
Dropbox | DropboxからTrelloのカードにファイルやフォルダを添付でき、プレビューできます。 |
Evernote | TrelloのカードにEverniteのメモを添付できます。カードから新しいノートを作成できます。 |
GitHub | Githubのブランチ、コミット、問題、プルリクエストをTrelloのカードに添付できます。 1つまたは複数のリポジトリをTrelloのボードに関連付けできます。 GithubとGithub Etnterpriseの両方をサポートしています。 |
InVision | Trelloとデザイン思考ツール「InVision」と連携します。 Trelloのカード上でInVisionのプロトタイプをプレビューでき、プロトタイプが画像として添付できます。 |
Jira | Atlassian製品の課題管理ツール「Jira」と連携します。 Jiraの課題とTrelloのカードを結び付けて組織を越えたチームコラボレーションを実現します。 Jiraの課題とTrelloのカードを自動的に同期するので、誰が何をやったのかが伝わります。 |
MailChimp | メール配信サービス「MailChimp」と連携します。 MailChimpのテンプレートとキャンペーンをカードに直接添付します。 MailChimpのテンプレートとキャンペーンが添付されているカードを素早く確認できます。 |
OneDrive | OneDriveからTrelloのカードにファイル、フォルダが添付でき、プレビューできます。 OneDrive for BusinessとOneDrive Personalで動作します。 |
Salesforce | Salesforceのリード・商談・取引先をTrelloのカードに添付します。 |
Slack | Trelloの変化をタイムリーにSlackのチャネルへ通知します。 通知条件を設定し、必要な情報のみ通知できます。 Slackの会話をTrelloのカードに添付することができます。 |
SurveyMonkey | 手軽に簡単に利用できるアンケートサービス「Survey Monkey」の調査結果などをTrelloのカードに表示・添付できます。 |
Cronofy | GoogleカレンダーなどとTrelloの期限を同期することができます。 |
試したいモノが多すぎるので、今回は「Salseforce」を試すことにしました。
まず、TrelloにSalesofrceのPower-Upを追加します。
TrelloのボードにPower-Upを追加する場合は、ボードメニューから行います。
Power-Upは、ボード単位で追加することができます。
ボードメニューからSalesofrce Power-Upを追加するとSalesforce認証を要求されますので認証を行います。
Salesforce Power-Upが動作するSalesforce側のエディションは以下の通りです。
このPower-UpによりSalseforceのデータをTrelloのカードに添付することができます。
Trelloのカードに追加できるデータは以下の通りです。
Trelloのカードに添付されたSalesforceのデータをクリックすると、SalesforceにジャンプしてSalseforce側のデータが表示されます。
またTrelloのカードに商談を添付するとTrelloのボードから成約日と成約金額が表示されます。
Salesforce側 | |
---|---|
Trello側(ボード) | |
Trello(カード) |
Trelloは、手軽で簡単に使えるタスク管理ツールです。
Power-Upを活用すれば、さらに利便性があがって、他のクラウドサービスと連携できて便利になります。
ぜひTrelloを活用してみてください。
企業向けのTrelloについては、Trelloのビジネス発展に貢献したアトラシアンパートナーとして「Atlassian Partner of the Year 2018: Trello」を受賞したリックソフト株式会社に相談ください。
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