2015/05/14
クリティカルパスで遅延をなくそう!|WBSガントチャート for JIRA(進捗管理ツール)網野 勉Tsutomu Amino
こんにちは!
WBSガントチャート for JIRAの開発を担当している網野です。
ゴールデンウィークも終わり、新年度から環境が変わった方はもう新しい環境に慣れましたか?
あるいは、五月病に苦しんでいるでしょうか?
リックソフト株式会社は慣れる間もなく、6月の事務所移転に向けて準備を行っています。
まだまだ忙しい日々が続きそうです。
今回はWBSガントチャート for JIRAの次期バージョン7.13.0の目玉機能のひとつであるクリティカルパスの表示についてご紹介します。
プロジェクトを遂行する上で、遅延するとプロジェクトの完了に影響を及ぼすチケットが少なからずあります。
例えば下記のガントチャートの場合、「1.プログラム1」が遅延すると依存先にあるプロジェクト完了も遅延してしまいます。
この例のようにチケットが少なかったり、プロジェクト完了に近かったりする場合は見つけることも簡単ですが、チケットの数が多かったり、ずっと手前にあると難しいこともあります。
このような遅延の原因になるチケットが一目で分かるように、依存関係が設定されたチケットを数珠繋ぎにして経路(パス)として表示したものがクリティカルパスです。
WBSガントチャート for JIRAでは、操作バーの「クリティカルパス」にチェックを入れるとクリティカルパスが強調表示されます。
クリティカルパスを有効に使うにはいくつかコツがあります。
クリティカルパスの評価は、読み込まれているチケットに対して行われます。
ですので、必要なチケットは展開してあらかじめ読み込んでください。
クリティカルパスは計画終了日が一番遅いチケットを基準に評価されます。
この「一番遅いチケット」が複数ある場合、それぞれについてクリティカルパスが評価されるので、クリティカルパスが複数表示されることになります。
このような事態を避けるため、完了を示すチケットをひとつだけ用意してください。
依存線を引くときは、最終的にこの完了チケットにつながるようにします。
実際に遅延が発生したときに、完了チケットに影響が出るか、クリティカルパスが変わっていないかを判断するには、依存先のチケットの計画も修正する必要があります。
このとき便利なのが、「依存先を変更」です。
クリティカルパス上のチケットも含め、依存先のチケットの計画を順次変更してくれます。
結果、完了チケットの計画終了日に影響が出ていなければ問題ありませんし、もし影響が出ていれば改めてスケジュールの見直しをします。
計画日付や依存線が変更されると、クリティカルパスが変わる可能性があります。
自分で変更した場合はもちろんのこと、他のメンバーが変更する場合もあるので、定期的にクリティカルパスを確認する癖をつけましょう。
今回ご紹介したクリティカルパスは、5月15日(金)にSODECのアトラシアン株式会社のブースでデモを行います。
デモではWBSガントチャート for JIRAの導入から基本的な使い方について約15分ほど説明を行います。
この機会に是非体験してみてください。
それでは、ごきげんよう!
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