2022年12月06日
変数を使ったConfluence(コンフルエンス)のテンプレート作成方法のご紹介 ~サーバー版、データセンター版~鈴木 華 Hana Suzuki
Confluence(コンフルエンス)のスペース管理者のみなさまに知っていただきたい、「変数を使ったConfluenceのテンプレート作成術」を紹介します。
※ 本記事は Confluenceの「変数」を使って「テンプレート」をカスタマイズしよう!(クラウド版・初級編) のServer(オンプレミス)環境およびデータセンター(DC)環境の方向けの内容となります。クラウド環境の方はこちらの記事をお読みください。
利用可能なテンプレートは、作成の横にある「・・・」の部分(図.1)をクリックするとポップアップ(図.2)が表示されます。
(図.1)
(図.2)
テンプレートは、あらかじめページレイアウトや項目を決めることができますので、以下のメリットがあります。
ポイント
このテンプレート機能は大変便利ですが、Confluenceの変数機能を使って、さらに便利にしたいと思います。
Confluenceの変数機能を使うとレイアウトや項目の標準化だけでなく、書き込む情報も標準化することができます。
つまり情報の粒度を、さらに合わせることの期待効果があります。
ポイント
テンプレートの追加やカスタマイズは「スペース管理者」が行うことができます。
テンプレートを追加/カスタマイズをしたい場合は、以下の画面から「選択したスペースのテンプレートを追加/カスタマイズする」(図.3)をクリックすると「スペースツール」の「コンテンツツール」に遷移します。
「コンテンツツール」でテンプレートの追加/カスタマイズを行います。
(図.3)
ちなみにスペース管理者権限のある場合とない場合では、以下のように表示されます。
テンプレートには、3種類のテンプレート属性があります。
スペース管理者がカスタマイズできるのは「ユーザーが作成したテンプレート」と「ブループリント テンプレート」の2つです。
テンプレートの属性 | 説明 |
---|---|
ユーザーが作成したテンプレート |
ユーザーが独自作成したテンプレートです。 |
ブループリント テンプレート |
Confluenceに標準でバンドルされているテンプレートで、トミーティング議事録、意思決定支援DACI、ふりかえりなどのテンプレートがあります。これらのテンプレートはニーズに合わせてカスタマイズすることができます。また、自由にマクロ、説明テキスト、変数、およびその他のコンテンツを組み込んで、独自のテンプレートを作成することもできます。 |
グローバルテンプレート |
Confluenceサイト上のすべてのスペースで使用できるテンプレートです。 |
テンプレートの作成とカスタマイズを行う場合は以下をクリックしてください。
テンプレートの作成は、以下の「新規テンプレートの作成」をクリックすると作成できます。
テンプレートのカスタマイズは、以下のようにカスタマイズしたいテンプレートの横にある「編集」をクリックします。
独自に作成した議事録テンプレートに開催場所をプルダウンリスト形式で入力させる変数を追加してみたいと思います。
まず、開催場所の項目に $MeetingRoomと入力して変数を作成します。
うまく変数が出せない場合、このマークをクリックしてください。「新規変数」をクリックすると
このように、変数を作成することができます。
作成した変数をクリックして「リスト」を選択します。
リストの入力項目に会議室の名前を入れてみます。「会議室:ロタ,会議室:プララン,会議室:カンクン,会議室:ボラボラ,会議室:社長室,会議室:その他」を入力します。
これで変数の設定は完了しましたので動きを確認してみたいと思います。
カスタマイズした議事録テンプレートの変数の動きを確認してみたいと思います。
1)テンプレートから作成
2)さきほど設定した変数(MeetingRoom)に会議室が表示されます。
3)リストをクリックすると、会議室が選択できます。
4)プルダウンリストを選択して「次へ」をクリックすると情報が確定されます。
このように変数を使って、ドロップダウンリストで定型語句を選択して情報を保存することで、個人ごとの表現や語句の違いを統制できるかもしれません。
テンプレート機能は、「業務の生産性向上させる」と「情報発見のしやすさを向上させる」という便利な機能ですので使ってみてはいかがでしょうか。
このテンプレートの作成やカスタマイズは、「スペース管理者」権限をもつユーザーが可能です。それ以外にも「スペース管理者」ができることは多くあります。
このブログをお読みの方はご存知だと思いますが、アトラシアン製品のオンプレミス版(server版)のサポートが2024年2月に終了してしまいます。猶予期間はあと1年ちょっとですね。移行の準備は順調でしょうか?
サポート切れでConfluenceを利用するとさまざまなリスクを抱えることになりますので、留意しましょう!
クラウド版のConfluenceでもオンプレミス版・データセンター版と同様、変数テンプレートのカスタマイズができます。またクラウド移行アシスタント アプリ (CCMA)を使った移行すると、Confluenceの各スペースでユーザーが作成したカスタムスペース テンプレートもいっしょに移行されます。(グローバルテンプレートは移行されません)
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