リックソフトブログ

2022年11月17日

製造業でもアジャイル開発は取り入れられる!従来型とのハイブリッド開発の事例を公開中

Author

夏橋 美佐 Misa Natsuhashi

夏橋 美佐</mt:Var>

  

開発手法といえば要件定義をし、スケジュールを組んで開発をするウォーターフォール型が長年主流でしたが、みなさんもご存知の通り、近年ではアジャイル型という短い期間で実装とテストを繰り返していく変化に強い開発方法にシフトしています。

2019年大きな盛り上がりをみせたラグビーW杯でも選手たちが"スクラム"を組んだ力強い絵が非常に印象的でしたね。アジャイル型開発でもスクラムという手法がよく採用されています。

今回は、製造業におけるアジャイル型の取り組みについてお話ししたいと思います。

まずは基本の確認! アジャイル型って?

単語を直訳すると"素早い"、"機敏な"という意味をもつアジャイル(Agile)。開発現場では小単位でゴールを区切り、実装とテストをスピーディーに繰り返していく手法を指します。IT業界などで導入された、アジャイルソフトウェア開発がもとになっています。

『計画→設計→実装→テスト』の流れを何度も何度も繰り返す手法です。

なぜ製造業にはアジャイル開発が「向かない」とされているの?

製造業は、顧客に決められた納期までに決められた品質の製品を完成し提供しなくてはならないため、アジャイル型開発よりもウォーターフォール型開発が相性が良いと言われてきました。

ソフトウェア開発プロジェクトであれば、完璧ではないレベルでリリースして、のちに修正部分が見つかったとしてもパッチで対応することができます。しかし、ハードウェア製造の世界ではこうはいきません。

しかし、従来のウォーターフォール型開発には弱点もあります。このブログを読んでくださっているみなさんにも、このようなことでお困りではないでしょうか?

ウォーターフォール型開発の弱点

  • 開発中に要件が変わるなど、思わぬハプニングが起こった際柔軟に、柔軟に対応しにくい
  • 具体的なフィードバック(ユーザーの感想など)をもとにした改善が難しい
  • 全ての工程が緻密に計画されたウォーターフォール型開発ではエンジニアの自主性が削がれる

市場の競争に勝つためには、競合よりもスピーディーに、低コストで、より良い製品を作らねばいけません。

しかしこれを達成するには、ウォーターフォール型開発オンリーというより、要件の変化やテスト結果に柔軟に対応できるアジャイル型開発も適合しそうに聞こえます。

このようなウォーターフォール型開発のマイナスポイントを克服しようと、アジャイル型とウォーターフォール型開発を組み合わせたハイブリッド型プロジェクト開発で成功されている大手半導体メーカーのキオクシア株式会社様(以下、キオクシア社)の事例を公開しましたのでご紹介します。

キオクシア社(旧社名:東芝メモリ株式会社)のJira SoftwareとAlfresco Contents Servicesを活用したハイブリッド型開発事例

20221117a_01.jpg

Jira Softwareでタスクを管理し、ウォーターフォール型での長期的なプロジェクト管理にはWBS Gantt-Chart for Jiraを利用しています。

こうすることで、アジャイルに作業を回しつつ、プロジェクトの全体スケジュールはガントチャートで俯瞰できるハイブリッド型開発を実現しました。

また、機密性の高い成果物や容量が大きい添付ファイルについては、セキュアな文書管理が得意なAlfresco Content Services上に自動で保管されるシステムを作り上げました。JiraとAlfresco Content Services間は Alfresco connector for Jiraというアプリで連携させています。


このように、Jira、WBS Gantt-Chart for JiraとAlfresco Content Servicesを活用した結果、技術者はJira Softwareを使ってタスクをこなし、完成した文書をJira上にアップロードすると、必然的に会社の求めるセキュリティを満たした文書管理ができるようになりました。

新しい取り組みとなると、社内で反対の声があがることも珍しくありません。

活用事例だけではなく、キオクシア社がアジャイル型を取り組む方向へと舵を切った背景もインタビューさせていただきました。ぜひご一読ください!

キオクシア社の資料ダウンロード

また、各製品毎の製品紹介ページも用意しております。

ウォーターフォール開発とアジャイル開発、ハイブリッド開発について、もっとよく知りたいという方に向けてリックソフトnoteでも解説しております。ぜひ一読ください。

eyecatch-waterfall.PNG

この記事は、2020年3月27日に公開した記事を2022年11月15日に再編集したものです。

              
                                                       

本情報はブログを公開した時点の情報となります。
ご不明な点はお問い合わせください。

        

お問い合わせ         

  
本ブログのカテゴリ: Alfresco Jira WBS Gantt-Chart for Jira
  

アトラシアン製品の導入と活用を
成功させたいなら
リックソフトのサポートが
必要です。

サードパーティ製のアドオンもサポート

サードパーティ製のアドオンもサポート

サポート

アトラシアン社ではサポート範囲外となっているサードパーティ製のアドオンをリックソフトのサポートではサポートします。

  • アトラシアン製品とサードパーティ製のアドオンとの事象の切り分け
  • 海外のアドオンベンダーとのやり取りを代行(日→英/英→日)

リックソフトのサポートは開発元が提供するサポート以上の価値があります。

サポートについて

ツールの活用を促進するアイテム

ツールの活用を促進するアイテム

各種ガイドブック

ツールを導入しただけでは成功とはいえません。利用者が効果を感じていただくことが大切です。独自で制作した各種ガイドブックはツール活用を促進します。

リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様にはガイドブックを無料進呈いたします。

ガイドブックについて

価値あるツールの使い方

価値あるツールの使い方

研修・トレーニング

ツール操作の研修だけでなく「ウォータフォール型開発」「アジャイル型開発」のシミュレーション研修も提供。

日本随一の生産性向上にも効果のある研修サービスです。

リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様には無料招待や割引特典がございます。

研修について

資料ダウンロード お問い合わせ PAGE TOP
資料ダウンロード お問い合わせ