リックソフトブログ

2024年08月07日

Jiraでのスクラム開発、バーンダウンチャートはどのように運用すればいいのでしょうか?

Author

りっくま Rickma

りっくま</mt:Var>

  

バーンダウンチャートを使う目的ってなんでしたっけ?一度、立ち戻って考えて!

解答をする人 齊藤歩さん:2021年リックソフトに入社した開発部メンバー。2023年6月にScrumMasterを取得済。

前提として、バーンダウンチャートは進捗を検査するために用いられる手法です。

スクラムではバーンダウンチャートによる進捗の検査が広く用いられていますが、バーンダウンチャートはスクラムでは規定されていない概念です。
安易にバーンダウンチャートを利用することに関しては相当程度批判があります。Jiraにバーンダウンチャートの機能があるからと言って安易に導入するのはおすすめしません。

スクラムではバーンダウンチャートによる進捗の検査を行う場合は下記を目的として行うべきです。

■ スプリントレトロスペクティブで、問題を特定するきっかけにする

様々な要因でバーンダウンチャートは滑らかな右肩下がりのグラフになりません。

タスクの追加やバグの発見によりストーリーポイントが積まれ、想定より課題が困難なことにより、ストーリーポイントが消化されないということが起こりえます。

しかし、グラフが右肩下がりでないことが問題ではなく、問題がグラフの形として表面化しているだけです。成熟したスクラムチームではこのような事態が起きた際には、レトロスペクティブでこれらが起こった原因を特定し、これらの事態が起こらない・より早期に発見するために様々なプロセスを調整し、問題の本質的な原因を排除します。

■ デイリースクラムで今後の計画スプリントバックログを調整する

スプリント内でバグの発生課題の追加があった場合、スプリント期間内にすべてのタスクを終えることはできない状況になるかもしれません。そのような場合は、スプリントバックログの要素をプロダクトバックログに戻すことを選択肢に入れてください。

未熟なスクラムチームではグラフの形がガタガタなので、後回しにするタスクを選択する際にバーンダウンチャートは役に立たないことが多いです。

このような場合はバーンダウンチャートなどというくだらない数字遊びは置いておいて、スプリントバックログを見直すべきです

というわけで、りっくまさん、バーンダウンチャートにとらわれず、スプリントゴールにフォーカスすることをおすすめします!

                                   

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