2016/01/07
Bitbucket Server のサイジングについて樋口 晃Akira Higuchi
こんにちは。リックソフトのプリセールス担当の樋口です。今まで、JIRA, Confluence についてはサーバーサイジングの目安になる日本語の資料が有ったのですが、Bitbucket Server については無かったので、今回作成しました。Atlassian社の 以下の情報を参考にしました。
上記の AWS の資料によると、ユーザー数別の推奨スペックは下記の通りとなっております。一番左のユーザー数を目安にサーバースペックを決定して下さい。この数字は私達の経験値とも一致しています。また経験上、SSDは必須では有りません。
Active Users | EC2 instance type | VCPU(Core数) | ECU | Memory(GB) | EBS Optimized | EBS Volume type | IOPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0_250 | C3.large | 2 | 7 | 3.75 | No | General Purpose (SSD) | N/A |
250_500 | c3.xlarge | 4 | 14 | 7.5 | Yes | General Purpose (SSD) | N/A |
500_1000 | c3.2xlarge | 8 | 28 | 15 | Yes | Provisioned IOPS | 500_1000 |
通常は上表の通りで良いと思いますが、以下の通り補足させて頂きます。
Bitbucket Server はJavaアプリケーションですが、サーバー内でGitリポジトリーを管理するためにGit コマンドを実行します。サーバーのリソースを消費するのは、Javaよりも Git コマンドです。配慮が必要なケースは以下の2つです。Gitコマンドの処理の中で最もリソースを消費するのは、クローン 処理です。クローン処理では、サーバー内のリポジトリーの履歴も含んだ全ての情報を圧縮しクライアントに送信します。
Git コマンドが利用するCPUとメモリーの見積もりには以下の式を利用します。Javaアプリがメモリーを 1.5GB程度消費すると考えて、サーバーのメモリーを計算する事を推奨します。
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