Jiraをご利用のお客様から、こんなご相談が届きました。
「リクエスト管理ツールの Jira Service Manegement(JSM)で、カスタマーが入力するフォームにチェックリストを入れ込みたい」
今回は、そんなお悩みを一度に解決するアプリ「ProForma: Forms & Checklist for Jira」をご説明します。
- このアプリでできること
- 動的フォームの作り方
- 他のAPPと組み合わせた場合のユースケース
に焦点を当てて、説明動画も交えてご紹介します。
■ProForma: Forms & Checklist for Jiraでできること
このアプリは、カスタムフィールド設定やコーディングをせずとも Jira Service Management内で動的フォームまたはチェックリストを作成することができるJiraアプリです。
クラウド版JSMでは2023年5月時点、標準機能に組み込まれていますので、クラウド版をご利用の方はアプリの追加インストールは不要です。
どんなことができるのか?
・JSMのカスタマーポータルの問合せのパターンの充実化(例:条件分岐など)
・カスタマー側からの問合せ内容修正許可
課題編集画面で、フォームを「編集可」に変更すると」
カスタマーポータルのリクエスト画面でカスタマーが問い合わせ内容を編集できるようになります。
■動的フォームの作り方
動的フォームの作り方を動画にしてみました。是非ご覧くださいませ。
要チェックポイント1:
設定タブ内にある、「リクエストを作成する」内で
●サービスデスクポータル:ONにすると・・・・
カスタマーポータル画面で入力フォームとして利用できるようになります。
また、どの課題タイプで利用できるか選択が可能で、OFFにすると、課題画面のみでフォームを確認することができます。
●発行フォーム:ONにすると・・・・
課題作成時に作成した入力フォームで課題を作ることができるようになる。また、どの課題タイプで利用できるか選択が可能。
要チェックポイント2:
ビルダー画面から、フォームを作成する際に、画面右側のプロパティで
「リンクされたJiraフィールド」の値を選択することで、フォームで入力された値をJiraの項目と紐付けることができます。
■他のAPPと組み合わせた場合のユースケース
・Canned Responses と連携し、すぐカスタマーへ返答
Canned Responsesの説明ブログはこちら
「ProForma: Forms & Checklist for Jira」で回答する項目をフォーム形式で入力。
入力した項目を「Canned Responses」のテンプレートとして呼び出せば、簡単に返答文を作成することができます。
・Xporterと連携することで、フォーム入力情報を帳票として出力する。
Xporter説明ブログはこちら
「ProForma: Forms & Checklist for Jira」で回答する項目をフォーム形式で入力。
入力した項目を利用し、「Xporter」の帳票作成機能で帳票を作成すれば、簡単に専用帳票を作成することができます。
■まとめ
さて、ProForma: Forms & Checklist for Jiraを3つの視点からご紹介いたしました。
ProForma: Forms & Checklist for Jiraを利用することで
- 「課題の中で重点項目だけを集中してチェックするフォームを作りたい」
= 確認に対する工数削減 - 「問合せした後でもカスタマーポータルでカスタマーが問合せ内容を編集できるようにしたい」
= より柔軟なカスタマーサポートを実現
といった効果を期待することができます。
他のAPPとも組み合わせることで、運用の幅が広がることもお分かりいただけたと思います!
様々な用途で使うことができるAPPなので、ぜひ利用してみてください!
このブログは、2021年4月13日に公開したものを、2023年5月8日に再編集したものです。