2018/02/02
捨てる勇気と進化、Alfresco Content Services 6.0がやってくる青地 芳彦Yoshihiko Aochi
こんにちは。リックソフトの青地です。 12月からずっと寒い日が続いてます。
体調管理を気をつけないと、今度はインフルエンザの魔の手が襲い掛かります。体調管理を気をつけないとこの時期を乗り切ることができないと思いつつも、体を動かす機会もあまりないので、食生活に気を付けるしかないのですが、その中でここ10年以上欠かさず朝に飲んでいるのが青汁です。
実はいまだにおいしいと思えていません。季節によるのだと思いますが、甘く感じる時と、ただただまずく感じる時があり、甘く感じる時には少し飲みやすい気もしますが、所詮青汁です。
しかしながら、これをのんでいるおかげかもしれませんが、インフルエンザにかかったり、大病になったりすることもなく、酒を大量に飲んで、逆方向の電車に乗ってしまうことがあっても、次の日のダメージはあまりないように思います。
昔、二日酔いの日にトマトジュースを飲むと、かなり体が楽になったと記憶していますが、青汁にはトマトよりもビタミンCが含まれていて、それがどうも二日酔いにいいらしいです。私が飲んでいる青汁はケール100%でかなり玄人向けのもののようですが、最近ははちみつが入っていたり、粉末で濃さを調整できたりといろいろあるようですので、この時期、体調管理と風邪対策に青汁はいかがでしょうか。
11月末に、Alfrescoの販売パートナーとお客様向けにAlfresco Content Services(以下ACS)6.0での大きな変更について発表がありました。
製品名称が変わる前のAlfresco Oneから、ACSへの変更で、Alfresco社の戦略(というよりは、ECMと言われていた業界全体)がこれまでのECMとかBPMといった製品群の垣根を超えて、コンテンツとプロセスを積極的にREST API化して、よりサービスをコモディティとして、ユーザのアプリケーションに組み込みやすい形に変化してきています。そのような変化の中で来年リリースされる予定のACS 6.0では、ACSをスリムな形に変化しているように見えます。ここでは全てを紹介することはできませんが、いくつか気になったポイントを所感を含めてご紹介します。
Alfresco Digital Business Platformとは、ACS、APS(Alfresco Process Services)そして、AGS(Alfresco Government Services、前のRecord Management)を統合した製品ですが、これらの間で共通して認証に利用できるしくみをOpenIDのような技術を使って改善していくようです。現在APSだけがOAuth 2をサポートしていて、ACSはサポートしていなかったりと、ちぐはぐな対応だったのが、ここできれいになるのは期待ができます。
インストーラがなくなるのはかなり衝撃的ですが、一定の環境をコンテナとして、デプロイメントまでの時間を短縮できる仕組みは先進的で、時代の流れなのかもしれません。かなりクラウドにデプロイすることを意識しているようにも思います。今後評価環境を用意する場合でも、DockerやKubernatesを用意してもらわないとできなくなってきそうで、企業がどこまでそういったものにすぐに追従できるのか、少し疑問でもあります。
上記のコンテナ化に伴って、個々のアプリケーションをアプリケーションサーバに載せる必要なくなります。そのためにアプリケーションサーバのサポートとしてWebSphere, WebLogic, JBossのサポートはなくなり、その後Tomcatもなくなるようです。これは推測ですが、将来はAWS lambdaなどで動作させるサーバレス化の方向を見ているのかもしれません。
個人的には、CIFSはいろいろ問題があるプロトコルなので廃止になって正解だと思っています。WebDAVやAOS(Advanced Office Services)の方が高速にデータ転送できるので、こちらを利用していくべきだと考えます。
ついにWeb Quick Startも廃止されるようです。また、Alfresco Shareにあるブログや、カレンダー、データリスト、ディスカッションなどのサイトコンポーネントも廃止予定です。データリストは表形式にデータをまとめておいたり、ちょっとしたマスターデータ管理に利用できたので、結構気に入っていたのですが残念です。
その他いろいろとありますが、今まで肥大化した機能(といっても、DocumentumやOpenTextなどが過去の資産として持っているものに比べると、かなり小さいですが)を断捨離して、コンテンツやプロセスの取り扱いをユーザが簡単にすることができるようになります。このことは、他の様々な仕組みやサービス、例えばAIと組み合わせた自動分類、リコメンデーション機能や、RPAや音声認識などのサービスとの組み合わせることで、ビジネスの効率化と価値を上げていくことができる武器となってくることが期待されます。
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