2015/01/30
担当者を効率よく割り当てよう!|WBSガントチャート for JIRA(進捗管理ツール)網野 勉Tsutomu Amino
こんにちは!
WBSガントチャート for JIRAの開発を担当している網野です。
待ちに待ったスーパーボウルが今週末に開催されますね。
日本時間では月曜日のお昼にかけて試合が行われるので、毎年この日は仕事を休んでテレビ観戦しています。
残念ながらブロンコスは負けてしまったので、ベテランQBが率いるペイトリオッツを応援しようかな、なんて考えてます。
でも、シーホークスがカンファレンス・ファイナルで良い勝ち方をしているので勢いがありそうですよね。
今から楽しみで仕方ありません。
さて、今回は次期バージョンで追加されるリソース計画補助機能についてご紹介します。
WBSガントチャート for JIRAはこれまで主にスケジュール作成機能を提供してきました。
ガントチャートによりスケジュールを「見える化」したり、依存関係でチケットどうしの先行・後続の関係を把握したりすることで、よりスケジュールを作成しやすくなったことと思います。
しかし、これだけでプロジェクトがうまくいくかというともちろんそんなことはありません。
例えばこんなことはないでしょうか?
これらの問題が起こる原因は、「いつ、誰が、どのくらいの作業をする予定であるのか」をしっかり把握できていなかったことにあると考えられます。
この「いつ、誰が、どのくらいの作業をする予定であるのか」を「見える化」するのが、リソース計画補助機能です。
改めて説明すると、ここで言うリソースとは、人的リソース(資源)のことです。
ですので、JIRAで言うところのユーザー、もしくは課題の担当者に当たります。
それでは実際にWBSガントチャート for JIRAのリソース計画補助機能を使ってみましょう。
WBSガントチャート for JIRAが提供するリソース計画補助機能は、「リソースの閲覧」と「リソースの登録」の2つです。
まず、「リソースの閲覧」でリソースの状況を「見える化」してみましょう。
やり方は簡単です。
WBSガントチャート for JIRAの操作バーにある「リソース」のトグルボタンをクリックするだけです。
リソースビューにはチケットに割り当てられた担当者と、作業の割り当て状況がグラフで表示されます。
まだ、「リソースの登録」をしていないので、現時点では作業が割り当てられている担当者の一覧だけが表示されていることと思います。
次に、もうひとつの機能「リソースの登録」で各チケットにリソースの割り当てを行います。
具体的には、作業を実行する「担当者」と、その作業にかける時間の割合=「作業割合」を設定します。
「担当者」はすでに割り当てられていると思いますので、ここでは「作業割合」を指定していきます。
例えばある作業に一日のうち半分の時間をかける場合、「作業割合」には50%と指定します。
丸一日作業する場合は100%ですね。
「作業割合」を指定すると、リソースビューの担当者の行にバーが表示されます。
このバーは横が日付、縦が作業割合の合計になっていて、その期間にその割合だけ作業を行うことを示しています。
つまり、「いつ、誰が、どれくらいの作業をする予定であるのか」ですね。
また、バーにカーソルを当てると、チケットと作業割合の一覧が表示されます。
基本的な使い方はこれだけです。
リソースビューには作業割合100%を示す赤い線(ここでは限界線と呼びます)が表示されています。
限界線とバーの上端がぴったり重なっていると、うまくリソースを割り当てられていることを示します。
バーの上端が限界線に届いていない場合、まだその担当者には余力があることを示しています。
逆に、バーの上端が限界線を突き抜けているとその担当者の作業が超過していることを表しています。
上記のうち、前2つは問題ありませんが、最後の1つは問題があります。
作業量を超過しているため、スケジュールが遅れる危険性をはらんでいます。
そのため、リソースビューの中でも赤く表示されます。
この場合、リソースの調整が必要です。
リソースの調整にはいくつか方法があります。
チケットが重なっていて超過が発生している場合、チケットの開始日を遅らせることでチケットの重複を解消し、超過をなくすことができます。
すでに作業が開始していたり、終了日がずらせない場合は、期間を延ばして一日あたりの作業を少なくすることで対応できます。
スケジュールをずらせない場合、まだ余力がある人に担当を変えることで対応するのも良いでしょう。
最後の手段として「赤いままがんばる」というのもありますが、それではうまくリソース計画をしているとは言えません。
うまくリソース計画補助機能を使って、がんばらなくても良いようなリソース計画を心がけましょう。
今回導入される作業割合は下記のルールで値が設定されます。
知らないうちにリソースビューが赤くなっていたとすると、たぶんチケットを新規に作成したためだと考えられます。忘れずに作業割合を更新するか、スケジュールを見直して、緑色に戻しましょう。
また、WBSガントチャート for JIRA 7.9.1以前からバージョンアップした場合、既存のチケットには0%が設定されます。こちらも忘れずに作業割合を更新して新機能をお使いください。
なお、リソース管理で設定した作業割合は、JIRAの初期見積には反映されません。
飽くまで<WBSガントチャート for JIRA上の機能としてお使いください。
このリソース計画補助機能は近日リリース予定です。
リリースに先駆けてリックソフトのデモ環境に公開していますので、是非お試しください。
それでは、ごきげんよう!
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