お客様の悩みを解決したアドオンをご紹介:Comala workflows,Comala Publishing

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2017/07/20
お客様の悩みを解決したアドオンをご紹介:Comala workflows,Comala Publishing

Author

川間潔Kiyoshi Kawama

川間潔

こんにちは。リックソフト技術担当の川間です。

お悩み解決アドオン第三弾。今回は、Confluenceのページ上でワークフローを実現するアドオンの紹介です。
それではお客様からのご相談から。

それではお客様からのご相談から。

「今後、社内規定集などの文書管理をConfluenceのページで実現したい」具体的には以下の内容を実現したい

特定のテンプレートである業務専用のワークフローを作成したい
ページのステータスに応じて、閲覧編集権限を付加したい
特定のステータスでページを公開用のスペースに複製したい

上記ご要望につきまして、以下のイメージです。

現状の問題点

上記お客様のご要望にお応えしたいのですが、Confluence標準機能には「ワークフロー(申請、承認など）」機能、および「異なるスペースへのページ複製」機能が存在していません。

ご要望機能	Confluence標準機能
ページ作成および編集
ページバージョン管理
ページ申請
ページ承認
申請一覧
承認履歴
異なるスペースへページ複製

解決方法

お客様ご要望にお応えするため、Comala workflowsとComala Publishingを使ってみました!!

Comala workflowsとは
Confluenceページ上でワークフローを実現するアドオンです。
Comala Publishingとは
Confluenceページを複製元スペースから複製先スペースへページ発行を可能とするアドオンです。

上記2つのアドオンでConfluenceに対して”WCM（ウェブコンテンツマネジメント)”が実現可能です。
”WCM（ウェブコンテンツ　マネジメント)”とは、「Webコンテンツ(ページ)の作成・編集を行い、ワークフローなどの承認機能のチェックを経由後、Webコンテンツ(ページ)を公開する」そのプロセスを管理するシステムのことです。

導入メリット

Comala workflows と　Comala Publishing を利用すると、以下のメリットがあります。
ConfluenceのWiki機能およびバージョン管理機能に合わせて、強力なツールです。

ページ内での速やかな承認処理
ページステータスに応じての閲覧、編集権限自動制御
複製先スペースへのページ発行
（作業用スペースと公開用スペース設け、ページ発行が可能）

上記2つのアドオンにつきましては、ちょっと気になるアドオンシリーズでもご紹介しました。

ちょっと気になるアドオンシリーズ：承認ワークフローを利用したConfluenceの情報共有術とは

機能が色々とあるので多様な使い方ができますが、今回は以下のような形で実装しました。

設定方法

【1. Comala workflows設定】

1. ワークフローを作成

Comala workflowsアドオンをインストールした段階で3つのワークフローが使用可能ですが、お客様のワークフローは独自ワークフローであるため、既存のワークフローをカスタマイズ作成しました。

スクリプトなので簡単にワークフローが作成できます。

ワークフローは以下のイメージです。サンプルとして記載しています。

2. テンプレートを作成

3. スペースにワークフローを設定

4. パラメーターに値を設定

パラメーター	値	内容
approver	グループ	起案者がページ申請時選択可能な承認者を設定
PageAdministrator	ユーザー	文書管理者
agency	ユーザー	代理起案者 (文書管理者によってページ差し戻し時にページ起案者がすでに退職された場合等に使用)
publish	yes or no	ページ発行区分 yes=複製先ページにページ発行可能
expiry	yes or no	ページに有効期限を設ける場合に使用
expiration_date	P1Y	ページの有効期限（1年)