2014/01/11
Confluenceのサーバーサイジング大貫 浩Hiroshi Ohnuki
先々月にJIRAのサーバーサイジングという記事を書きました。
今回はConfluenceのサーバーサイジングについて書きます。
JIRAではAtlassianからサーバーサイジングの参考情報が提供されています。しかしConfluenceでは同様の情報が提供されていません。代わりに実績ベースの情報が提供されています。その理由はConfluenceはJIRAよりサイジングが難しいアプリケーションだからです。使い方によって必要となるサーバーリソースが大きく変わってきます。以下の情報はこの前提を理解したうえで参考にしてください。
以下がAtlassianの情報や弊社内での経験をもとに算出したサイジング表になります。スペース数やページ数は本番稼働3年後を想定しています。
小規模 | 中規模 | 大規模 | エンタープライズ | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
Confluence利用規模 | |||||
ユーザー数 | 100 | 500 | 2,000 | 10,000 | |
同時利用ユーザー数 | 25 | 200 | 500 | 2000 | |
スペース数 | 50 | 200 | 800 | 3000 | |
ページ数 | 5,000 | 20,000 | 100,000 | 400,000 |
|
添付ファイル数 | 5,000 | 20,000 | 100,000 | 400,000 |
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システム要件 | |||||
CPU | 2コアCPU | 4コアCPU | 4コア 1~2CPU | 4コア 2~4CPU以上 |
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システムメモリ | 2GB以上 | 4GB以上 | 8GB以上 | 16GB以上 |
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Javaヒープ | 1GB以上 | 2GB以上 | 4GB以上 | エキスパートへ相談 | |
ディスク | 10-50GB | 50-100GB | 200GB以上 | 500GB以上 |
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その他 |
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Confluenceはページの作り方や添付するファイルの種類によって負荷が大きく変わります。また利用期間が延びるとユーザー数も増える方向になります。
よってサーバーのリソース監視を行い、必要に応じてハードウェアリソースを増強できる仮想環境上にConfluenceを構築することをお勧めします。
ConfluenceはJIRAと違った運用の難しさを持っています。それはConfluenceの使いやすさと表裏一体となっています。
特にユーザー数が1000人を超えるとConfluenceの所管が開発部門から情シスに変わり、使いやすさより安定稼働が第一優先となる場合が多いように思えます。
このようにユーザー数が増えConfluenceの安定稼働が難しくなった場合は、弊社にお問合せください。
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