2019/08/06
ベースラインを削除する方法を教えてほしいクマ!?:りっくまのお便り投稿シリーズWBSガントチャート編13山本 敏裕Toshihiro Yamamoto
こんにちは。リックソフトの山本です。
この物語はJira初心者の新米プロジェクトリーダーの「りっくま」くんが、JiraのアドオンであるWBSガントチャートを使ってプロジェクトの計画を立て進捗管理をするために、リックソフトヘルプデスクへ悩みを相談しながら成長していく物語です。
今回は、りっくまくんからヘルプデスクにこんなお便りが届きました。
こんにちは! 僕はりっくまです。
計画を作成してステークホルダーの承認を得た後にベースラインを引いたクマね。でも、そのあとに間違っていることに気づいて修正をしたクマよ。そのときちょっと思ったのが、ベースラインを消すことができないクマね。修正した後に再ベースライン化すれば問題なくのだクマけど、ベースラインって消すことができないクマかね。
ベースラインの削除方法があったら教えてほしいクマよ。
今回もよろしくお願いしますクマです。
りっくまさん、今回もお問合せくださり、ありがとうございます。
プロジェクト開始前に間違いに気づいて良かったですね。間違いは誰にでもありますので、そういったことを次のプロジェクトのときに同じ間違いを繰り返さないためにもJiraやWBSガントチャート使って履歴管理をしてナレッジとすることはとても重要だと思います。今回も回答させていただきます。
でも、いつものようにクマ語が多いので質問内容を整理すると、
それでは、ベースラインをガント上から削除する方法を紹介させていただきます。
ベースラインとはステークホルダーの承認や合意の取れた計画で、この計画でプロジェクトをスタートするといった状態を表すものになります。これをベースとしてプロジェクトの遅れといった進捗を確認することができる基準線とも言えます。
ベースラインについては下記のブログを参照してください。
ベースライン化について簡潔に操作方法は、合意の取れた計画に対して下記のように上位の課題を右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「ベースライン化…」→「このチケットと子チケット全て」の順にクリックします。この操作だけでベースラインを作成することができます。
下図のようにガントバーの下にグレーで表示されているバーがあるのが分かります。これがベースラインとなります。
ベースラインには「表示・非表示」の設定があります。操作バーの「表示」→「ベースラインバー」という項目があり、こちらにチェックが入っているとベースラインが表示されます。
この方法だと、ただベースラインを非表示にしているだけなので、ベースライン化されている状態は保持されています。
そのため、ただ「表示」しているか、「非表示」にしているかだけということになります。
ベースラインの削除方法の手順について紹介します。
ベースラインを削除するには、まず右上にある「歯車アイコン」から「このガントの設定を開く」を選択します。
画面の下にある「追加するフィールド」から「ベースライン開始日(WBSGantt)」と「ベースライン終了日(WBSGantt)」フィールドをカラムへ追加します。
ここで、「編集」をクリックし、「編集」の「可」にチェックを入れます。この設定を行うことで、ガント上で「ベースライン開始日(WBSGantt)」と「ベースライン終了日(WBSGantt)」フィールドの編集が可能になります。
ガントに戻ると「ベースライン開始日(WBSGantt)」と「ベースライン終了日(WBSGantt)」のフィールドがカラムに表示されているのが確認できます。
あとは「ベースライン開始日(WBSGantt)」と「ベースライン終了日(WBSGantt)」フィールドに入っている日付を全て削除し、画面右上の「保存」ボタンをクリックします。
ここでブラウザをリロードすると、下図のようにベースラインが削除されているのが確認できます。
WBSガントチャートではこのようにしてガント上からベースラインを削除することができます。
りっくまさん、このような回答でいかがでしょうか。あまり知られていませんが、ベースラインもフィールド値を持っていて手動で入力することができます。そのため今回のようにベースラインを削除することができます。もし修正が必要な場合などに遭遇されたときは上記の手順で修正していただけたらと思います。
また何かお困りのことがございましたらヘルプデスクにお問い合わせください。
WBSガントチャートをお試しされたい方には30日の無料評価ライセンスを発行します。
リックソフトまでお気軽にお問い合わせください。
製品について詳しくはこちらをご覧ください。
アトラシアン社ではサポート範囲外となっているサードパーティ製のアドオンをリックソフトのRS標準サポートではサポートします。
リックソフトのRS標準サポートは開発元が提供するサポート以上の価値があります。
ツールを導入しただけでは成功とはいえません。利用者が効果を感じていただくことが大切です。独自で制作した各種ガイドブックはツール活用を促進します。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様にはガイドブックを無料進呈いたします。
ツール操作の研修だけでなく「ウォータフォール型開発」「アジャイル型開発」のシミュレーション研修も提供。
日本随一の生産性向上にも効果のある研修サービスです。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様には無料招待や割引特典がございます。