2018/12/02
Atlassianのサーバ製品に使用されているコンポーネントのライセンスを確認するには大野 智之Tomoyuki Ohno
このエントリーは、 Atlassian(JIRA , Confluence, Trello, Bitbucket)のTips Advent Calendar 2018 – Qiitaの3日目です
Jira Software, ConfluenceなどのAtlassianが開発・販売を行うサーバ製品は、多くのオープンソースソフトウェアが使用されています(オープンソースのライブラリやコンポーネントも、ここではオープンソースソフトウェアと総称することにします)。
例えば、各製品に同梱されるApache Tomcat(アプリケーションコンテナ)もオープンソースソフトウェアです。
Atlassian製品に限らず、世界中のほとんどのプロプラエタリ・ソフトウェアの中にはオープンソースソフトウェアが利用されています。
もちろんAtlassian製品もオープンソースソフトウェアなくしては成り立たない、と言っても過言ではないでしょう。
しかし、その一方で、オープンソースソフトウェアを利用することの注意点として、利用されているオープンソースソフトウェアライセンスを正しく知っておく必要があります。
オープンソースソフトウェアを含む製品を利用する場合、製品のEULA(End User License Agreement:エンドユーザー契約)や、Software License Agreement(ソフトウェア使用許諾契約)へ同意するほかに、利用されているオープンソースが、どのようなライセンス(使用許諾)となっているのか確認することをオススメします。
このように書いてしまうと、「オープンソースソフトウェアを採用するのは面倒だ」「オープンソースソフトウェアを採用する製品は避けなければならない」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、そのような必要はありません。
逆にオープンソースソフトウェアのライセンスを知っておけば、世界中にある非常に多くのオープンソースソフトウェアを使うことができるのですから!
少しAtlassian製品の話から離れてしまいましたので、話を元に戻しますと、、
Atlassian製品に含まれるオープンソースソフトウェアと正しく付き合うために、Atlassian製品で使用されるコンポーネントおよびそのライセンスの確認方法と、Atlassian製品におけるオープンソースソフトウェアの考え方について、以下で述べていきたいと思います。
Atlassianサーバ製品では、主に以下に示すライセンスのオープンソースソフトウェアが採用されています。
zip形式やtar+gz形式で提供されるソフトウェアのアーカイブファイルを展開(解凍)し、解凍後に生成される「licenses」ディレクトリ(フォルダ)内のテキストファイルを開くことで、製品で使用されるコンポーネントとそのライセンスを確認することができます。
なお、ライセンスが明記されていない場合は、ファイル名をキーワードにGoogle等で検索することで、そのコンポーネントのライセンス情報にたどり着けると思います。
Jira Open Source Libraries and Licensingに記載されています。
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