2018/03/28
りっくまのお便り投稿シリーズJira編6: 大量のJira課題をお掃除っクマ!南澤 華代Hanayo Minamisawa
こんにちは。リックソフト ヘルプデスク担当の南澤です。
今回も リックソフトブログで一番人気?!の りっくまのお便り投稿シリーズ をお送りします。
このシリーズは、技術知識があまりなく、Jira初心者の新米プロジェクトリーダーのりっくまくんが、弊社ヘルプデスクへ悩みを相談しながら成長していく物語です。
今回は、りっくまからヘルプデスクにこんなお便りが届きました。
こんにちは! 僕はりっくまです。
次年度に向けて、現在あるJira課題たちの整理をしているクマけど、もう見返さないな~ でも消すのは躊躇するクマ~っていう課題が多くて、こういう課題たちはどうすればいいのか困っているクマ。
何かいいアイディアはないクマかね?
前回に続き、年度末に課題を整理するときによくある話題だと思います。
クマ語が多いので、一言でりっくまさんのやりたいことを言うと、「プロジェクトや課題のアーカイブ方法を知りたい」ですよね。
Jiraにはいわゆるプロジェクトや課題のアーカイブ機能はありません。
そのため、アーカイブのような操作をJiraの機能を使って実施します。
Jiraには「アーカイブ」機能がないので、具体的にどのようにアーカイブするのかは皆さんが決めないといけません。
まず、どのレベルでプロジェクトや課題をアーカイブするかをはっきりさせましょう。
今回のりっくまさんの質問の場合は、一つ目のレベル「プロジェクトや課題は消したくないが、一般ユーザーから見られないようにしたい」だと思いますので、今回はこのパターンで実施してみましょう。
Atlassianさんでもプロジェクトのアーカイブの方法を以下のドキュメントで紹介しています。こちらもご参照ください。
今回は、以下の手順で進めていきます。
可能であれば検証環境でまず動作確認をしてから本番環境へ適用することをおすすめします。
今回はアーカイブした課題は一般ユーザーから閲覧できないようにします。
一般ユーザーへは、事前に変更点(古い課題は別プロジェクトへ移動すること・参照できなくなること)を周知するようにしましょう。
事前周知して、一般ユーザーから見えなくなると困るなどの意見があった場合は、アーカイブ対象を見直してみましょう。
それでは実際にアーカイブ操作をしてみましょう。
古い課題を保存する専用プロジェクト「OLD」を作成します。
「共有された構成で作成」でプロジェクトを作成すると、移動元のプロジェクトの権限などの設定をコピーできるのでこの後の設定が楽ですよ。
今回は、一般ユーザーへは古い課題を閲覧できないようにしますので、OLDプロジェクトの権限スキームを変更します。
プロジェクトの閲覧対象や作成権限をロールAdministratorsへ絞込みます。
権限スキームをほかのプロジェクトと共有している場合は、ほかのプロジェクトへも影響があるので、スキームを新規で作成して設定をお願いします。
前回 紹介した課題の一括変更機能を使って複数の課題をまとめてOLDプロジェクトへ移動します。
例として、以下の検索条件(RSKUMAプロジェクトの解決済でかつ2017年以来更新がない課題)で課題検索画面でアーカイブ対象を指定します。
project = RSKUMA AND resolution != Unresolved AND updated < "2017/12/31"
課題を表示後、ツールから「一括変更」を選択します。
今回はプロジェクトの変更なので、「課題の移動」を選びます。
移動先のプロジェクトを過去課題プロジェクト(OLD)に指定して移動処理します。
過去課題プロジェクト(OLD)へ移動が完了しました!
りっくまさん、こんな回答でいかがでしょうか?
今回はプロジェクトの移動でアーカイブする方法を案内しましたが、繰り返し作業の課題であれば、バージョンやラベルで管理して、課題を整理する方法もあります。
この話はいつかできれば紹介します。
ご不明な点がございましたら、お気軽に弊社にお問合せください。
また30日の無料評価ライセンスがありますので、ぜひお試しください。
りっくまへの質問コーナー
Q. 好物は何ですか?
A.みんなの笑顔だクマ。 (キリッ)
Q.4月といえば、新入社員さんの入社の時期ですね。新入社員さんへ何かエールを!
A. 入社おめでとうございます。これから沢山ガッカりっくまなこともワクワクマなこともあると思うけど、前を向いて研修やお仕事するっくまよ!
僕はいつでもみんなの味方クマ。疲れたら僕のTwitterのぞいてね。
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