2017/10/06
AI勉強会 広島焼きはお好み焼きちゃうで! AI(Watson)でお好み焼き画像判定ハンズオン荒尾 康平Kohei Arao
こんにちは。リックソフト 西日本支社の荒尾です。
近年流行りの分野のAIやディープラーニングですが、最近は一時期のバズワードとして拡散されていた段階から、業務で実際にどう扱うかに話が進んできたように思えます。
ディープラーニングに関しては、Chainer, TensorFlow, Keras などの有名なフレームワークもOSSで公開されたことにより、中小企業や個人でも手を出せるようになりました。
とはいえ十分な精度を出すためには前提の知識(数学やニューラルネットワークの基礎)は必要ですし、そもそも十分な量の適切なデータセットを準備するのは依然として大変という印象ではあります。
しかしながら、言語(文字、音声)の分析、画像の解析など汎用的な分野に関しては IBM, Google, Microsoft など各社が学習済みのデータを利用できる、またはプログラミング不要で任意のデータセットで学習まで可能なサービスの提供がされています。
前置きが長くなりましたが、10月3日にリックソフト東京本社にて、その中の1つである IBM Watson をテーマとしたAI勉強会が開催されましたので内容を紹介したいと思います。
今回の勉強会は講師として日本IBMの小園井様 (@osonoi) にお越し頂き、Watsonについて実際の事例も交えた紹介をしていただきました。
Watsonは公式ページでは以下のように紹介されています。
“IBMは、AIを「Artificial Intelligence(人工知能)」ではなく、「Augmented Intelligence (拡張知能)」として人間の知識を拡張し増強するものと定義し、IBM Watsonを中核とするコグニティブ・ソリューションとしてお客様に提供しています。IBM Watson(ワトソン)は、自然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データから洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォームです。”
IBM Watson: Watson とは? – Japan
Watsonのデビューは2011年のテレビのクイズ番組とのことです。
現在提供されているWatsonのサービスはそれから発展して言語系、画像系、分析系と多岐にわたっています。
IBM Watson APIs サービスカタログ – Japan
Watsonは現在国内でも200件以上の導入事例があるとのことです。
今回の講演では、小園井様から活用例として以下のような事例を紹介いただきました。
この中でもコールセンターの事例としては、お客様からお問い合わせ頂いた内容をオペレーターが復唱することによりWatsonがその内容を分析してオペレータの支援を行います。
この支援での通話時間の短縮によりお客様満足度の向上、オペレーターの育成期間の短縮といった効果があるとのことでした。
またチャットボットの事例では、銀行窓口の問い合わせをLINE Botが対応したり、ハワイ旅行プランの作成をチャットでBotが支援するなどの事例がありました。
その他の導入事例としては以下のページなどで紹介されています。
IBM Watson 活用例 – 具体的活用法や日本の導入事例を紹介 – Japan
今回の勉強会で紹介いただいた内容を鑑みて弊社で取り扱っている製品やサービスを考えると、以下のようなことに応用できるのかなと思いました。
もし大規模にカスタマーサービスを運用されているのであれば、WatsonのようなAIの活用によりコスト削減やサービス品質向上を行うことができるのではないでしょうか。
今後はどんどんこういった活用事例が当たり前になり、より便利な世の中になって行けば良いですね。
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