2015/06/15
スケジュールジョブをもっと便利に｜WBSガントチャート for JIRA（進捗管理ツール）
Author
網野 勉Tsutomu Amino
こんにちは！
WBSガントチャート for JIRA>の開発を担当している網野です。
リックソフト株式会社は先日新しい事務所に移転しました。
単に事務所が新しくなっただけでなく、広くなったり、窓があったり（笑）、非常に環境がよくなりました。
心機一転、WBSガントチャート for JIRAの開発もがんばろうと思いますので、ご期待ください。
なお、新しい事務所の雰囲気などはリックソフトのfacebookページで見ることができます。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
それでは、7.13.1としてリリースされるスケジュールジョブの機能強化についてご紹介します。
日付ピッカー、日時ピッカーに対応
集計結果を格納するカスタムフィールドに、フィールドタイプが文字列、数字のカスタムフィールドの他に、日付ピッカーと日時ピッカーも指定できるようになります。
この変更によって、例えばWBSガントチャート for JIRA上の計画日付やベースライン日付がスケジュールジョブから変更できるようになります。
作業ログから作業実績を見える化
WBSガントチャート for JIRAは飽くまで計画を管理するためのツールですが、「実績を確認する用途で使用したい」というお客さまも多くいらっしゃいます。
また、実績の管理手段として、JIRA標準の作業ログを利用しているお客さまも多いようです。
そこで、本来のWBSガントチャート for JIRAの使い方からは逸脱しますが、作業ログから計画日付（＝実績）と進捗率を集計するスケジュールジョブを用意しました。
このスケジュールジョブは「時間管理の反映」というテンプレートになっているので、「時間管理の集計」と同様にテンプレートからジョブを追加します。
集計内容を簡単に説明すると…
- 開始日に、作業ログの開始日
- 終了日に、上記開始日から「初期見積」の日数分後ろに営業日をずらした日付
- 進捗率に、作業ログから計算された「作業比率」
…を設定します。
なお、チケットの親子関係については考慮をしません。
「進捗率を自動計算」をスケジュールジョブで実行
WBSガントチャート for JIRAには「進捗率を自動計算」という機能があります。
これはWBSガントチャート上で進捗率を編集すると、親チケットの進捗率を更新してくれるという便利機能です。
しかし、この機能はWBSガントチャート for JIRA上の編集しか対象にしていないため、例えばJIRAの課題画面から進捗率を編集しても、親チケットの進捗率には反映されません。
そこで、JIRAの課題画面で編集した進捗率も親チケットに反映させるようなスケジュールジョブを追加します。
こちらもテンプレートになっているので、「進捗率の計算」を選択してスケジュールジョブを追加してください。
使用上の注意
今回ご紹介したテンプレートはいずれもWBSガントチャート for JIRAにもともと備わっているカスタムフィールドに集計結果を保存します。
そのため、仮にWBSガントチャート for JIRA上で編集しても、スケジュールジョブの集計によって編集内容が上書きされてしまいます。
ですので、これらのテンプレートを使用する場合は、集計結果を格納するフィールドを編集不可にすることをお勧めします。
具体的には、チケット設定の計画日付を編集不可にします。
なお、進捗率については編集不可の設定ができない仕様ですので、運用で回避していただくようお願いいたします。
WBSガントチャート for JIRA 7.13.1は6月中にリリースする予定です。
リリースに関する情報はリックソフトのホームページにも記載されますが、マーケットプレイスでウォッチするとリリース情報がメールで送信されるので便利です。
是非お試しください。
それでは、ごきげんよう！
