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2011/04/06

Confluence Security Advisory 2011-03-24

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Author

樋口 晃Akira Higuchi

樋口 晃

アトラシアンから、Confluence の脆弱性対応アップグレードがリリースされました。当 Confluence (3.3.3) に適用しましたので、手順を報告します。

セキュリティ脆弱性の内容

今回発見されたセキュリティ脆弱性は XSS (クロスサイト・スクリプティング)で、Atlassian社により重大度は HIGH (4段階評価の上から2番目) とされています。インターネットから接続可能な Confluence を運用している方はパッチの適用をお勧めします。

影響範囲

Confluence 3,4,8 以前(3.4.8も含む)が対象です。
今回の脆弱性はプラグインの問題なので、以下のプラグインをアップグレード します。

対象プラグイン一覧

アップグレード手順

今回対象の4つのプラグインのうち、Confluence Activity Stream Plugin 以外は、管理画面にてダウンロードとアップグレードが可能です。Confluence Activity Stream Pluginは、ファイルを jira.atlassian.com より取得してインストールします。Confluence サーバーがインターネットに接続されていない場合も、このやり方でアップグレードして下さい。

ワンクリックでアップグレード

ここでは、標準の Atlassian Plugin Repository によるアップグレード手順をご紹介します。Universal Plugin Manager (Confluence 3.4から標準。3.3まではプラグインとしてインストール可能) でも同様にできますので、Universal Plugin Managerをインストール済みの方はそちらをご利用下さい。Audit Logが残るので便利です。

  • 管理者権限のユーザーで Confluence にログインします。
  • 管理画面の 構成→ Plugin Repository を選択します。
  • Available Plugins タブで、ドロップダウンメニューから Outdated Plguins を選択し、下記の画面を表示します。
    Plugin Repository
  • 今回の処理対象の Confluence Advanced Macros を展開すると、下記画面が表示され、1.9.3へアップグレードが可能である事が解ります。
    Advanced Macro
  • ここで、 upgrade リンクをクリックすると、下記のように プログレスバーが表示されダウンロードとアップグレードが実施されます。
    progress
  • アップグレードが完了すると、当該プラグインは Outdated では無くなるので、一覧から消えます。ドロップダウンメニューを Insltalled Plugins に変更して、1.9.3 になっている事を確認して下さい。
    upgraded
  • 同様の手順で Confluence Attachments Macro と、Table of Contents Plugin もアップグレードします。

JAR ファイルをアップロードしてアップグレード

Atlassian の Plugin Exchangeに登録されている場合は、上記の手順でできますが Confluence Activity Stream Plugin はまだ登録されていないので、JARファイルを入手してConfluenceにアップロードする必要が有ります。また、Confluence サーバーががインターネットに接続されていない場合も、こちらの手順でお願いします。

JARファイルの入手

JARファイルをアップロード

  • 管理者権限のユーザーで Confluence にログインします。
  • 管理画面の 構成→ プラグインを選択します。
    Plugin Manager
    参照ボタンを押して、入手したJARファイルをアップロードを選択し、「アップロード」ボタンを押します。
  • アップロードが成功すると、下記の画面が表示されます。
    upgraded2

動作確認

絶対に必要という訳では無いのですが、念のたアップグレードした各機能の動作確認手順です。

Include Page macro

ページ全体をページの一部として取り込むマクロです。下記の例ようなマクロを編集して確認して下さい。ページタイトルは、同一スペース内のページを指定して下さい。別スペースのページを取り込む場合は スペースキー:ページタイトル とします。

{include:ページタイトル}

Activity Stream gadget

Confluence の 直近の変更履歴を表示するガジェットです。Confluenceのページにて利用します。サンプルは以下のようになります。

{gadget:url=rest/gadgets/1.0/g/com.atlassian.streams.confluence:activitystream-gadget/
gadgets/conf-activitystream-gadget.xml}
title=Ativitiy&keys=&username=&numofentries=10&isConfigured=true&refresh=false
{gadget}

パラメータを選択するのは面倒なので、マクロブラウザーをお勧めします。

  • 編集画面にてマクロブラウザーを起動。
    macro_braowser
  • マクロの選択画面にて、外部コンテンツを選択し、「アクティビティーストリーム」を選択します。
    select_macro
  • マクロの挿入画面にてパラメータを入力して Save ボタンを押し、プレビューで結果を確認します。問題無ければ、挿入ボタンでページに挿入できます。プレビュー画面では「プロジェクト」と表示されますが、実際にはスペースです。
    マクロ挿入

Action links of attachments lists

以下のマクロで添付ファイルの一覧を確認します。

{attachments}

Table of Contents macro

以下のマクロで、ページ内の段落を確認します。

{toc}

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