2010/12/27
第2回 Confluence入門無料セミナー(管理者編)蛯子 淳司Junji Ebiko
2回目の Confluence 入門無料セミナーを実施しました。第1回は、ユーザー編と管理者編を1日にで実施したのですが、時間が足りなかったので、今回は管理者編とユーザー編に分けて実施しました。(2回も柏まで来て頂いた方も居ました。ありがとうございます) 私は管理者編を担当しましたので、そちらのセミナーの報告をします。今回も、WindowsパソコンへのConfluenceのインストールを体験して頂きました。
予定の時間は3時間だったのですが、随時皆様の質問に答えながら進めて行ったところ、次々に皆さんが質問をしてくれたので私は調子に乗って、「リックソフトがVMwareのパートナー企業になった話」や、「JIRAとの比較や連携の話」などもしました。そしてまたしても、予定の内容を一部省略したにも関わらず時間をオーバーしてしまいました。でも、色々な話が出て盛り上がったので良かったと思っています。
私からの説明が終わった後は、皆様がどのようにConfluenceを利用しているかについて、聞ける事ができて大変に参考になりました。参加者の方同士で情報交換もされていたのでプチ Atlassianユーザー会でしたね。「Confluenceの利用が今ひとつ浸透しない」というお話も聞けました。「なぜ、Wikiを使い始めたんでしょう。情報共有のためですよね。縦割りにセキュリティをかけない方が良いのでは?」というお話もさせて頂きました。
私は日常的に Conflouence のインストール、運用、管理をしているので、インストール作業は(当然ながら)とても簡単です。今回のセミナーで感じたのは「皆さんはインストールに苦労されている」という事です。ユーザーの皆様にとって、重要だと思われる文字化け対策部分を記述しておきます。
Confluenceの検索機能は強力で、目玉機能だと思いますが、インストールが不味いと機能しません。conf/server.xml ファイルの、Connectorタブに
という設定を入れます。修正後の内容は以下の通りです。
<Connector className=”org.apache.coyote.tomcat4.CoyoteConnector”
port=”8080″ minProcessors=”5″ maxProcessors=”75″ enableLookups=”false”
redirectPort=”8443″ acceptCount=”10″ debug=”0″ connectionTimeout=”20000″
useURIValidationHack=”false” useBodyEncodingForURI=”true” URIEncoding=”UTF-8″/>
これを入れない事による影響範囲は、Confluenceのバージョンによります。新しいバージョンほど影響は少なくなっています。
最新のバージョン(3.4.5)では、上記の全ての項目で問題が発生しませんでした。ですが、新しいインストールではこれを入れておく事をお勧めします。私達が客先でインストールする場合は、必ず入れるようにしています。また、Confluence One-Click Evaluation Installerの不具合については、こちらにまとめて有ります。Standalone for Production Usage をご利用下さい。 https://rs-support-doc.atlassian.net/wiki/spaces/RSKB/pages/585974308/Confluence
参加者の方から伺ったのですが、Officeファイルの表示で文字がいわゆる「豆腐」になってしまう事があるそうです。server.xmlの設定は、クライアントサーバー間の通信時の文字化け対応ですので、関連しないと思われます。Officeファイルの表示はサーバー側で Flash ファイルを生成しますので、サーバー側のフォント設定の不具合が原因と思われます。試しに サーバーのJAVA_HOME/jre/lib/fonts のファイルを削除してテストしたところ、再現しました(下図参照)。この問題が発生した方はサーバー側のフォント設定を確認して下さい。
皆様に頂いた質問のうちいくつかは「直ぐには解らないので調査して回答します」と私の宿題にさせて頂きました。その内の一つが、Googleガジェットの利用方法です。Confluenceには、外部のガジェットを利用する機能が有りますと紹介したのですが、肝心の利用手順を説明できませんでした。下記のGoogle Mapは絵の様に見えますが、ガジェットです。実際に地図を動かす事ができます。
次回のセミナーの予定は以下の通りです。興味の有る方は是非ご参加下さい。
アトラシアン社ではサポート範囲外となっているサードパーティ製のアドオンをリックソフトのRS標準サポートではサポートします。
リックソフトのRS標準サポートは開発元が提供するサポート以上の価値があります。
ツールを導入しただけでは成功とはいえません。利用者が効果を感じていただくことが大切です。独自で制作した各種ガイドブックはツール活用を促進します。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様にはガイドブックを無料進呈いたします。
ツール操作の研修だけでなく「ウォータフォール型開発」「アジャイル型開発」のシミュレーション研修も提供。
日本随一の生産性向上にも効果のある研修サービスです。
リックソフトからライセンス購入を頂いたお客様には無料招待や割引特典がございます。