2014/06/12
JIRA Agileの紹介土屋 響子Kyoko Tsuchiya
こんにちは!リックソフトヘルプデスクの管理担当の土屋です。
絶え間なくできるタスクの管理や担当者一人一人の状況を把握することに時間をとられていませんか?
ヘルプデスクには技術的な製品のお問い合わせから営業に関わるライセンスのお問い合わせなど、毎日たくさんのお問い合わせが届きます。
対応期間も数日のお問い合わせから1ヶ月以上かかるお問い合わせまで幅広いです。
タスクや進捗状況を常にリアルタイムで把握する。そしてその情報全てを共有することが、ヘルプデスクではとても重要です。
今回は弊社ヘルプデスクの利用方法を紹介します。
JIRA AgileはAtlassian社が公開しているJIRAのプラグインです。
JIRA Agileは、ScrumとKanbanに対応しており、リックソフトヘルプデスクではKanbanを使用し、お客様からのお問い合わせを管理しています。
ヘルプデスクにお問い合わせ頂く課題はこちらのAgile画面で管理しています。
お問い合わせ用プロジェクト(JIRAサポート、Confluenceサポート等)のみのフィルターから作成したKanbanボードになります。
こちらは、①と同じフィルターより作成した初期状態のAgile画面になります。
デフォルトにはない環境に依存した独自のステータスを利用している場合、表示課題から更に細かい絞込み(自分以外の人の課題を管理したい等)を行いたい場合は、デフォルトでは表示されないためカスタマイズが必要になります。
ヘルプデスクでは以下の目的に基づいてカスタマイズを行っています。
ステータス毎の課題件数管理(クローズは1週間分のみ)、担当者別の課題、Atlassian問い合わせ中の課題、古い課題、回答課題の進捗管理の為、カスタマイズを行います。
「Board」の「設定」よりKanbanボードの詳細設定を行います。
a.General
表示される課題を更に絞込みたい場合に、「作業サブフィルター」を使用します。
赤枠箇所の「作業サブフィルター」に【status != クローズ or (status = クローズ and updated > -1w)】を入力し、「ステータスがクローズ以外、クローズして1週間以内の課題のみ表示する」フィルタ-で絞込みをします。
b.列
デフォルトは3列(作業前、進行中、完了)です。ステータス毎(作業前、アトラシアン調査中、お客様確認中、クローズ)に列を分ける為、列を1列追加します。それぞれの列の列名を編集し、ステータスをドラックアンドドロップで設定します。
c.スイムレーン
デフォルトは「最優先」「その他」になります。
自社開発のプラグイン(WBSガントチャート)への新機能や改善に関するお問い合わせは時間を要しますので、
他の課題と分けて管理する為、追加で 「100日前作成」のスイムレーンを作成します。JQLには【createdDate < -100d】を入力します。
d.クイックフィルター
デフォルトは「自分の課題のみ」「最近更新された課題」になります。担当者、アトラシアン調査中、アトラシアン調査中以外別の課題管理を行う為フィルターを追加します。
e.カードカラー
下表のようにタイミング毎に色を決めて、、色をフラグにし棚卸し作業を行っています。
ステータス | タイミング | 対応内容 | 色 |
---|---|---|---|
オープン | 起票後、3日以内 | 1次回答 | 赤 |
お客様確認中 | 回答して1週間経過 | 状況確認 | オレンジ |
お客様確認中 | 回答して2週間経過 | クローズ | 水色 |
オープン | 1以外の課題 | なし | 緑 |
お客様確認中 | 2,3以外の課題 | なし | 紫 |
f.作業日
デフォルトは平日のみです。ヘルプデスクは平日のみ対応の為、デフォルトのままとなります。
g.課題詳細ビュー
デフォルトのまま利用しています。
いかがでしたでしょうか?
技術的な知識がなくてもそれぞれのニーズに対して簡単にカスタマイズが可能です。
まずはヘルプデスクで利用している設定を試して頂いて便利な機能を実感いただけたらと思います!
Agileには他にも多くの機能があり、フィルターやカードカラー等の設定についても工夫の余地がまだまだあると思います。
どんな人でも状況が分かるような見える化ボードになるよう日々改善していきたいと思います。
今後ともヘルプデスクをよろしくお願いします。
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