2019/07/24
Workato のプライベートセミナーを実施しました
Author
樋口 晃Akira Higuchi
こんにちは。リックソフトのプリセールス担当の樋口です。リックソフトでは、クラウド統合プラットフォームの Workato の取り扱いを始めました。今日は7月10日に実施した、Workato セミナーの報告をしたいと思います。
緊急来日：インテリジェント・オートメーション（IA）『Workato』で実現する業務プロセス自動化の世界
Workatoについて
始めに簡単に「Workato」の説明をします。「Workatoは ワーカート と発音します。Work Automation の略で、サービスやアプリケーションを統合して業務を自動化する事により、ビジネスの生産性向上が期待できるクラウド・サービスです。Workatoの様なサービスは iPaaS ( Integration Platform as a Service）と呼ばれています。日本での知名度はまだまだですが、ガートナーにより 「Workato は Enterprise iPaas のリーダー」と評価されています。Service Now や Salesforce も Workato に出資しています。
Workato が発信しているメッセージは「「何でも自動化できる。誰にでも自動化できる」というものです。1,000 以上のサービスやアプリケーション、Database、ファイルシステムへのコネクターを持っています。その中には、Jira, Confluence, Slack, Salesforce, Microsoft Teams, Service Now なども含まれます。これらのコネクターを使って情報の検索、更新、登録などができます。また、Slack と Microsoft Teams の Bot を持っているので、チャット上にサービスの情報を通知するだけでなく、チャット上から 情報を更新する事もできますので、Slack上から「Jiraの課題の担当者をアサイン」とか「Salesforce のプロセスで承認」という事もできます。さらに素晴らしいのは「誰にでも自動化できる」という点です。これは エンジニアでなくても、業務の知識があれば Workato の レシピ（Workato ではレシピという名前のフローを作る事でビジネスを自動化します）を作って、自分の業務を自動化する事ができます。自動化を望む人がレシピを作って自動化し、ITエンジニアはその分仕事が減るので、エンジニアリングの経験とスキルを活かした作業に時間を使えるという訳です。
セミナーの内容
今回のセミナーでは、Workato の 鈴木様の他、Workato のシンガポール・オフィスから Allan Teng 氏と Gabriel Sim 氏 が来日してくれました。鈴木様による Workatoについての基本コンセプトの説明、Allan Teng 氏の事例紹介、Gabriel Sim 氏の製品紹介、私のデモンストレーションという流れで実施させて頂きました。
鈴木氏のプレゼンでは「誰でも自動化できる」ために Workato には強いこだわりがあり、色々な工夫がされている事を強調されていたことが印象的です。また、単なるデータの同期だけではなく自動化により価値を生むことが Workato の導入メリットとも紹介されていました。Slackに Workbot をインストールする事で色々なサービスを Slack のワークスペースから利用する事ができます。大企業では様々なサービスを利用される様になっていますが、Workbot を利用すれば各サービスを個別に操作するというユーザーの負荷を軽減する事ができます。
Allan Teng氏はユーザー事例をいくつか紹介されていました。その中の一つが、下記の Slack の事例です。Slack ではスピード感を持ってサービスを統合するためには、従来の方法ではITのリソースが不足していた。そこで Slack では、現場のユーザーに Workato のトレーニングをしてインテグレーションを実施しして貰ったという話です。
Gabriel Sim 氏は、Workato の基本機能を説明してくれました。豊富なコネクターがあり、トリガーとアクションを定義する事でレシピを作成できる事、公開されているパブリック・レシピから自分のニーズに合ったものを選択して利用できる事が紹介されていました。
最後に自分の方から、Salesforce、Jira Software, Slack を連携したサンプルのレシピの作成と実行のデモをやらせて頂きました。セミナーの中でレシピを1から作ってちゃんと動くかどうかドキドキしましたが、無事に動いて良かったです。レシピの作成が、従来のシステム連携ツールに比べて簡単に作れるという事が伝われば嬉しいです。
セミナーの結果は
セミナーの結果、Workato の Allan 氏に デモのお礼としてとラジコンのドローンを頂きました。とても楽しく、たまにリックソフトのオフィス内を飛行しています。
人前で Workato の説明をするのは初めてだったので、少々不安でしたが 鈴木様のアドバイスと、Gabrielのサポートもあり何とか無事にできました。Allanには「とても良かった」と言って貰えました。彼にとっては日本人が日本語で説明して、画面も日本語だったのが重要だったようです。そして何より嬉しかったのは、セミナーに参加して頂いた方から「 Workato の導入を検討したい」と言って頂けた事です。皆さんのビジネスにどんな貢献ができるか。とてもワクワクしています。
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