2023.09.21更新日:2024.03.01
Jira(ジラ)とは、オーストラリア企業のAtlassian(アトラシアン)が提供する課題・プロジェクト管理ツールです。Jiraシリーズをはじめ複数の製品があり、アジャイ開発を実践するチーム向けの機能を多数備えています。
「アジャイル開発をするならばJira Software(ジラ・ソフトウェア)で管理するとうまくいく」という評判から導入したものの、「どこから設定すればいいかわからない」「権限設定が悩ましい」「なかなか記録してくれず定着しない」とお悩みを抱えている方も多いと思います。
Jiraを継続して使用すると、データが蓄積されチームの開発生産性が可視化できたり、EVMに役立てることができるなど様々なメリットがあります。
本ページでは導入したJiraを定着させるポイントと役立つ研修サービスについてご紹介します。
Jiraのようなツールやシステムは、導入して終わりではなく、社員に定着させていくことが大切です。Jira定着に向けて押さえておくべきポイントを5つまとめて紹介していきます。
どのような便利なツールでも導入前には社内への周知を行い、実際に利用するメンバーの協力を得なければ運用の定着は実現できません。まずは現場に消極的な雰囲気がないか確認が必要です。よくある声として「新たなツールでてこずってしまうくらいならば、従来の方法でも十分」「導入時の学習コストが負担」などの意見が挙げられます。
現場にこのような不安が残ると、導入後の使用が消極的になり、運用の定着を妨げてしまいます。一部のメンバーしか利用せず、全社利用して得られずはずのツールのメリットを享受できなくなります。現場の心理を正しく把握した上で、導入の目的や目標を理解してもらい協力を促すことが大切です。事前の周知や起こりうる変化への心理的なハードルを下げていくことが、浸透の鍵になるでしょう。
例えば、長年紙による作業に従事していたチームやデジタルデバイスに抵抗感のあるチームは、デジタルデバイスを使用していたチームと比べてITリテラシーのレベルに差があります。
ITリテラシーが低いと、閲覧権限設定を間違えて情報漏洩を引き起こしたり、間違った情報に惑わされるリスクがあります。ITを安全かつ適切に活用できなければ、チーム全体の業務が滞ったり会社が信用を損なったりする可能性もあるでしょう。
ITリテラシーが低いチームのレベルを高めるためにも、メンバーのレベルに合わせた操作説明会を行う必要性が出てきます。
企業によっては別チームに引き継ぐ際などにQ&Aを作成しておくことがあり、その場合引き継いだチームのITリテラシーのレベルによっては、Jiraに対するQ&Aを作っても機能しない可能性があります。
しかし、元々ITリテラシーが低いチームがいきなりITリテラシーを高くすることは難しいです。このような場合、部署ごとに「この人に聞けば解決できる」という担当者(プロモーター)を任命し周知しておくと、「わからないから使わない」人を減らすことができます。
Jiraを組織へ定着させるには、基本機能からスタートし、段階的に理解してもらうことで、徐々に活用の幅を広げることが大切です。Jiraは複雑なイメージを持たれがちなツールのため、初心者でも十分に理解できるよう、まずは「Jiraとはどういったツールなのか」を周知することを心掛けしましょう。
実際に導入する前の段階でJiraの利用方法について学習できる状態を作った上で、Jiraに対する理解を深めた後、理解度が高い担当者と一緒に実際にJiraの運用を一部だけ管理してみるなど、Jiraの運用を徐々に理解していく仕組みを作るのがおすすめです。
Jiraを定着させるには、さまざまな機能に毎日のように触れる機会を作ることが重要です。
など、Jiraを使うルールの具体例をプロジェクトチームに提示し、チーム内でルールを設定させて運用すると良いでしょう。
「Jiraの活用を社内に広めたいと考えているが、どのように運用していけば良いかわからない。」または「Jiraを導入したは良いが全く利用されていない」などの悩みはありませんか?そのようなお悩みを解決する「改善目的」に合わせたRicksoftの5つの研修サービスをご紹介します。
研修には、管理者向けと利用者向けなど立場によって必要な情報を学んでいただけます。
集中できる環境で適度な緊張感を持ちながら社員にJiraを学習させたい方や、自社に研修のスペースがない場合などには、定期集合研修がおすすめです。(現在は全てオンラインでの研修になります)
定期集合研修には以下のユーザー(一般利用者)向け・管理者(ツール管理者)向けのコースがあります。
Jira入門コース
Confluence入門コース
Jira管理者コース
Jira Service Management管理者コース
自社の予定に合わせた時期に人材教育の一環として社員にJiraを学習させたいとお考えの方は、個別集合研修がおすすめです。個別集合研修には以下のユーザー(一般利用者)向け・管理者向けのコースがあります。
Jira入門コース
Confluence入門コース
Jira管理者コース
「アジャイル開発といえばJira」という評判を聞き、Jiraを導入してみたものの、どう進めていけばわからないチーム向けに、Jira SoftwareとConfluenceを使い実際にスプリントを回していく実習を備えた研修を、2023年12月に開始しました。
スクラム開発におけるチームの役割を理解し、ハンズオン形式で実践します。JiraとConfluenceを活用してスクラム開発フレームワークのプロセスを理解し、実習では、自身の業務をイメージしながら、実際にスプリントを回してスクラム方式での作業を体験していただきます。
自社のeラーニング研修の一環として取り入れたいお客様にはeラーニングがおすすめです。eラーニング以下のユーザー(一般利用者)向け・管理者向けのコースがあります。
Jira入門コース
Jiraチームリーダーコース
Confluence入門コース
Confluenceマクロコース
Jiraプロジェクト管理者コース
Jira管理者コース
Jira Service Management管理者コース
自社の研修の一環や社員の教育の一環としてJiraを書籍で学習させたいお客様には、ガイドブックがおすすめです。ガイドブックには以下のユーザー(一般利用者)向け・管理者向けのガイドブックがあります。
Jira Service Management管理者向け入門
ツール教育へのハードルを可能な限り低くし、社員ごとの進捗に合わせたJira教育を行いたいとお考えの方は、eラーニングで流れを掴みながらガイドブックで不足なくJiraを学習させられる「eラーニング+PDFガイドブック」フルセットプランがおすすめです。
eラーニングで学べるユーザー向けコースと管理者向けコース、またガイドブックで学べるユーザー向けコースと管理者向けコース、全てがセットになったプランです。空いた時間を利用して、さまざまな方法で学習することが可能です。
ここまでJiraを社員に定着させるためのポイントや、Ricksoftが提案する5つの研修サービスについてご紹介しました。Ricksoftではさまざまな研修サービスがあり、忙しい中でもJiraを学ぶのに適した研修が多数存在します。Jiraのさらなる活用の検討や定着状況にお悩みの方は、状況に合った方法をご提案しますので、ぜひRicksoftへご相談ください。
ステム開発やソフトウェア開発の開発手法の中で、近年ではスピーディで柔軟な対応ができるアジャイルが人気を得ています。