Scaled Agile Framework (SAFe)とは、企業を取り巻く市場や顧客ニーズのすばやい変化に対応するため、経営戦略に則り組織一丸となって迅速に製品・サービスを企画開発するためのフレームワークです。
日本のSIerの役割を考えると、要件や役割、成果物が定義しやすい(=契約範囲が定義しやすい)ウォーターフォール型でソフトウェアが開発されている事が多いと思います。 ウォーターフォール型はフェーズ毎に成果物を作成し、次のフェーズに引継ぎます。その時にリソース調整なども柔軟にできるため、場合によってはアウトソース(外注)できるメリットがあります。
その反面、要件定義後の仕様変更が困難な事がデメリットとなります。例えば1年以上の長期プロジェクトとなると、要件定義を行った時と、開発フェーズに入った時とでは市場ニーズが変化している場合があります。
結果としてソフトウェアが完成した時には、十分な効果が得られない事になります。 特に最近の急激な変化する市場ニーズに迅速に対応するには、経営とITの連携が必要となってきました。
この考え方に対応するのが、Scaled Agile Framework (SAFe)です。
Scaled Agile Framework (SAFe)は、アジャイル開発手法を指すのではなく、開発手法、リーン思考、開発フロー、要求プラティクスなど様々要素を取り入れた開発フレームワークです。
このフレームワークは戦略的な意思決定からチーム開発を行うにあたり3つのレベルに分けられています。
この各レベルにてツールの利用は欠かせないものとなります。一部のツールを以下にご紹介します。
項目 | 対象ツール |
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アジャイル、スクラム開発など | JIRA Software |
ポートフォリオ管理、リソース管理 | Portfolio for JIRA |
ソースコード管理、バージョン管理 | Bitbuckt Server |
継続的インテグレーション(CI) | Bamboo |
テストマネージメント(品質・テスト管理) | Zephyr for JIRA,Zephyr Enterprise Edtion |
プロジェクト管理、進捗管理 | WBSガントチャート for JIRA |
契約や責任範囲の明確化も重要な要素ではありますが、企業におけるIT導入と活用とは、市場に価値を提供し、企業活動を促進する事が目的と考えれば、開発手法を変えるという選択をする時がきているのかもしません。
これらのツール導入や各種相談はリックソフト株式会社にご相談ください。
このたび発表する「Alfresco for JIRA 」は、様々な用途で世界中の企業に利用されているアトラシアン社が提供するJIRA プラットフォームと、アルフレスコ社が提供するECM(エンタープライズ・コンテンツ・マネージメントシステム)製品のAlfrescoを連携する事で、業務で作成されるコンテンツ(成果物、報告書、ファイルなど)を、「いつ」、「誰が」、「何を」というようにプロセスに合わせて管理を実現する製品です。
この製品の利用によりプロセス内で実行されたタスク(仕事)と成果物を紐付けし、いつの時点で作成されたコンテンツなのかをトラッキングできるようになります。
2016.06.23 Alfresco for JIRA (JIRAfresco)を リリースしました。
Color Custom Fields のサポートと不具合修正しました。
以下の修正を行いました。
以下の修正を行いました。
など
リックソフト株式会社が開発する人気アドオン「WBS ガントチャート for JIRA」のWEBオンラインによるWebinarを開催します。
好評につき、定期開催いたします。
開催日 |
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時間 | 18:00 ~ 19:00 |
受講料 | 無料 |
定員 | 20名 |
2つのイベント報告です。イベントの資料ダウンロードはこちらから
Atlassian製品で構築するツールチェインで、これまでカバー出来ていなかったテストマネジメントにフォーカスし、現在のシステムテスト、テストマネジメントにおいて改善すべき課題と、そのソリューションとしてZephyr Enterprise Edition(以下、Zephyr Enterprise)をご紹介しました。
Zephyr Enterpriseの導入により、開発側のプロジェクト・要件~テストケース~テスト結果~不具合がリンクされ、トレーサビリティを確保することができます。
「自社プロダクト開発現場でのアジャイルなプロジェクト運営記録」というテーマで、セッションをさせて頂きました。私達も自分たちがやってきた事を振り返る事ができました。
今では海外の売上の方が多いのですが、開発した当初は海外での販売は全く考えていませんでした。個人的には、日本のユーザーのニーズに合わせて作ったソフトウェアなので、海外では売れないんじゃないかと思ってましたが、セッションに有った通り「小人数チームでも結構できる」という事が解った事が大きかったです。
技術評論社の書籍・雑誌公式サイト、gihyo.jpに掲載されました。サポートツールを加えたバージョン管理システムとプロジェクト管理システムの連携によって実装作業がどのように効率化されるかを実際に少人数のアジャイル開発を行っている現場の開発作業の実例を交えて説明します。