2022年7月28日
リックソフト株式会社
リックソフト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:大貫 浩、以下:リックソフト)はこのほど、企業向けサービス連携プラットフォーム(iPaaS)「Workato(ワーカート)」のコミュニティ・ライブラリに、自社開発の「DeepLコネクタ(以下:DeepLコネクタ)」の掲載を開始しました。Workato利用企業は、本コネクタ導入で、業務プロセス上にある翻訳タスクを自動化することができます。
WorkatoはSaaSとSaaSまたはオンプレミス環境をつなぐ、ツールとツールの連携を可能にするプラットフォームです。ノーコード・ローコードでアプリ間連携ができ、IT人材が不足する日本社会でニーズがある商品です。「価値あるツール(道具)をより多くの人が使えるようにする」を企業使命とするリックソフトは、2019年にWorkatoの取り扱いを始めて以降、日本企業のWorktop導入支援および各種ツールをWorkatoとつなぐカスタムコネクタを開発してまいりました。
DeepLは2017年にドイツで誕生した、機械翻訳サービスです。対応言語は現在28言語。人工知能デザインを採用した技術で、「文章の細かいニュアンスを拾った翻訳ができる」など、日本でも信頼されています。
留学プログラムを提供するEF(エデュケーション・ファースト)社の調査によると、世界の英語能力指数ランキングで日本は112か国中78位と低い水準にとどまっています。日本企業の現場では、国外や国内の非日本語話者とのコミュニケーションで、業務プロセス上に翻訳タスクが発生することとなります。
Workatoを利用する企業が、外国語話者向けのサービス提供、翻訳済みドキュメントの提供に付随する、翻訳業務をシームレス化が実現するよう、本コネクタを開発しました。
リックソフトが開発したDeepLコネクタは、Workatoのプラットフォームを通じてさまざまなデータやサービスと連携し、業務上に必要な翻訳作業をシームレス化するアプリです。DeepL APIを利用して、翻訳のリクエストと結果取得を行います。
・ユースケース1
CRM(顧客関係管理)システムとDeepLをWorkatoコネクタでつなぎ、他言語でのお問い合わせに対して、自動翻訳したものをCRMに登録する
(具体例)
外国語でのお問い合わせを受ける。CRMがお問い合わせ内容(値)をWorkatoへつなぐ。Workatoは、値が渡されたことをトリガーに処理を開始し、外国語からの問い合わせであるかどうか判定する。外国語の問い合わせであれば、DeepLへ値を渡す。自動翻訳したものをWorkato経由でCRMに登録する
ユースケース2
オンラインストレージとDeepLをWorkatoコネクタでつなぎ、特定のフォルダに文書を保存すると、別フォルダに英訳された文書が保存される。
ローコード・ノーコードでアプリケーション間をシームレスに統合するWorkatoは、多くの企業に必要とされるソリューションであると確信しています。現在、SalesforceやSlackなど、ビジネスの現場で使われている1000以上のアプリケーションをつなぐカスタムコネクタがWorkatoのコミュニティ・ライブラリに掲載されています。
リックソフトは、「kintone」(サイボウズ社)「Mattermost」(米Mattermost社)などの日本の商習慣や現場にフィットしたWorkatoコネクタを開発し、日本の企業のビジネスプロセス自動化・DX推進してきました。今後もWorkato社のパートナーとして、国内SaaS対応のコネクタを開発し、お客さまの業務プロセス自動化、効率化に貢献してまいります。
Workatoは、エンタープライズオートメーションプラットフォームのリーダーです。クラウド/オンプレミスを問わず、データベース、アプリケーション、各種サービスのAPIをベースに連携(インテグレーション)させ、社内外の組織を横断した業務プロセスやワークフローの自動化を、容易かつ素早く、アジャイルで行うことで、従来比10倍の生産性を実現しています。
Gartner社のEnterprise iPaaS市場におけるMagic Quadrantでは、初登場以来4年連続リーダーに選出されています。日本では、エンタープライズ大手を中心としたさまざまな企業で利用されています。
リックソフトグループはアジャイルやITサービスマネジメントといった世界の最先端ツールを組み合わせた最適なソリューションを日本の製造業、保険・金融、ヘルスケア、サービス業など幅広い業種・業態に提案しています。自社開発したソフトウェアを、海外子会社を通じてグローバル展開も行なっており、約5,200社(2022年2月時点)の業務効率化に貢献してきました。さらに、ツールは導入後に活用していただくことで真の価値を発揮するという想いから、研修やサポートサービスなど定着支援にも注力しています。
<登録商標について>
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
リックソフト株式会社 マーケティング部 プレスリリース担当 堀田
現在、在宅勤務中につき、メールにてお問い合わせください:pr@ricksoft.jp