2019年09月12日
リックソフト株式会社
リックソフト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:大貫 浩)は、エンタープライズ向けインテリジェントコンテンツサービスプラットフォーム『CARA』や『Documentum』『Alfresco』『Oracle WebCenter』などのコンテンツ管理システム向けの最先端ソフトウエアを提供するGeneris社(本社:米フロリダ州、President & CEO:James Kelleher)とパートナー契約を締結し、Generis社の主力製品である『CARA』の取り扱いを2019年9月12日(木)に開始しました。
近年注目されるインテリジェントコンテンツサービスプラットフォームとは、ビジネスプロセス管理(BPM)と業界の規制情報管理(RIM)の両方に対応可能な次世代型のコンテンツサービスプラットフォームです。
企業組織ではファイルや文書をファイルサーバー、クラウド型ストレージ(例:Boxなど)、コンテンツ管理システム(例:Alfresco、Office365 SharePointなど)、基幹系情報システム(ERP)などに保存して情報共有や業務を行っています。
さまざまな保存先に文書やファイルが保管されることで、コンテンツ管理が煩雑になり、検索効率も低下し、組織全体の生産性にも影響が出てくるようになってきました。また情報が分散されることで全体の把握やアクセス権限管理などのセキュリティーやコンプライアンスも徹底しにくくなってきています。
そうした現状に対して『CARA』は複数に分散して保存された文書やファイルを単一のユーザー・インタフェースで取り扱うことができるため、業務効率を向上させることができます。さらに規制産業向けに設計されているためコンプライアンスやセキュリティーの強化も同時に実現することが可能となります。
2019年9月12日
『CARA』は、以下のような特徴があります。
統一されたインターフェースは大切です。しかし、さまざまな業務が必要な企業・組織において、必ずしも、統一されたインターフェースが生産性アップにつながるものではありません。
『CARA』は、シンプルかつユーザーごとにパーソナライズできるUIを提供することによって、業務を効率化することができるように設計されています。
また、iOS用やAndroid用モバイルアプリケーションも提供され、場所やデバイスを選ばずに情報を参照することができます。
Box、SharePoint、Documentum、Alfresco、ファイルシステムだけでなく、SAPなどの業務システムに保存されたコンテンツを横断的に検索することが可能です。
また、Elasticの技術によって数百万ドキュメントを1秒以内で検索するため、ほしい情報に素早く到達することができ業務の効率化を図ることができます。
従来のコンテンツ管理システムでは、ユーザーの業務に合わせるために、多くの工数をかけたコーディング作業が必要とされていました。
『CARA』には40,000を超える設定要素を用意し、コーディングによるカスタマイズを排除します。
これにより、短期間でサービスをリリースでき、さらにアジャイル的に機能追加や変更を簡単に行うことができます。
『CARA』は、規制産業向けに設計され、大手製薬会社向けのアプリケーションとして開発され、強力なコンプライアンス機能を提供します。
ドキュメント、グループ、ユーザーレベルまで細かいアクセス権限を設定でき、メタデータによる条件ルール設定も可能です。
このため、あらゆるセキュリティー・コンプライアンス要求に対応できます。
『CARA』は規制情報管理(RIM)、品質管理(QMS)、ラベル付け、eTMF、IDMPを対象としていますが、金融機関や法務機関、個人情報、機密情報、人事情報などを取り扱う企業にも採用されています。
世界の大手ライフサイエンス企業10社のうち8社、政府機関、金融/エンジニアリング企業、メディア企業で導入され、世界中で40万人以上のユーザーが『CARA』を利用しています。
リックソフトは日本唯一のAlfresco ストラテジックパートナーとしてサービス展開してきたコンテンツ管理のノウハウやナレッジを『CARA』にも適用することでデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指す日本企業の支援を強化します。
またAlfrescoだけでなく、Office 365のSharePointやBoxなどを利用中の企業にも『CARA』の導入を推進し、日本企業の生産性向上を実現します。
「価値あるツールで人と人をつなぐ、働き方を変える」をテーマに、業務・開発プロセスの生産性向上に効果のあるツール販売と「カスタマーサクセス」を大切にしたサポートサービス提供を行う企業です。日本の製造業、保険・金融、ヘルスケア、サービス業など幅広い業種・業態にサービス提供を行うだけでなく、独自開発したソフトウエアを海外子会社を通じてグローバル展開も行なっています。
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
用語 | 説明 |
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コンテンツ | 画像、動画、音声、テキストすべてを含む『情報の内容』のこと。 |
ECM | Enterprise Content Management(エンタープライズコンテンツ管理) 企業などで業務上取り扱う文書ファイルや各種のメディアデータなどを包括的・体系的に保管・管理する方式や、そのための情報システム。 |
アジャイル | アジャイルとは『すばやい』『俊敏な』という意味で、反復 (イテレーション) と呼ばれる短い開発期間単位で開発を行い、市場や顧客からの要件や仕様変更に早期対応できる開発手法。 |
インターフェース | 本プレスリリースでは「ユーザーインターフェース」を指す。 コンピューターが利用者に対して情報を表示する方式や、利用者が情報を入力するための方式を定めたもの。 |
コーディング | プログラミング言語を用いて、コンピュータが処理可能な形式のプログラム(ソースコード)を記述すること。 |
デジタルトランスフォーメーション | 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。(経済産業省 2018年12月「DX推進ガイドライン」:https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004-1.pdf)) |