リックソフトが行ったアトラシアン製品の導入、サービス事例の一部をご紹介します。作業を担当したリックソフトの技術者へインタビューをしました。
事例 | IBM Rational ClearQuest から Jira への移行 |
---|---|
お客様の業種 | 製造業 |
利用したサービス名 | 設計サービス インストールサービス |
IBM Rational ClearQuest 7.1が14年4月をもってサポート終了となるためです。
高パフォーマンス、低コストからアトラシアン製品のJiraが選ばれました。
IBM Rational ClearQuest からJiraへの移行が主な作業内容でした。
移行対象となるプロジェクトは数百に及び、移行ツールの利用により全体の作業コストを抑えることを提案して、実現することができました。移行作業に関しては、まずリックソフトで主要な数プロジェクトを移行し成功してから、手順を説明し、残りのプロジェクトの移行をお客様にお願いしました。
Jiraのワークフロー、フィールド、画面などの設計、ClearQuestからエクスポートしたファイルのデータ補正(ユーザー名の名寄せ)に苦労しました。
設計ではClearQuestのスキーマをそのままJiraへ移行してしまうと全体で8000フィールドとなってしまい、Jiraの動作がとても遅くなってしまうことがわかりました。この問題に対してはフィールドの共通化を実施して400フィールドまで絞りました。
リックソフトが開発した移行ツールにはClearQuestのスキーマ分析に対する機能も備わっていますので、フィールド共通化を含め設計工数を大きく削減することができました。
移行ツールにより移行が大変スムーズに実施でき、分業することでお客様に実作業が発生してしまいますが、コスト削減が実現できました。特に大きな問題も起きておりません。
同じデータ量でも、IBM Rational ClearQuest と比べてJiraでは全体的な動作がとても速い(画面表示、検索パフォーマンス)とお聞きしています。